サウジアラビアのアニメーション制作会社であるマンガプロダクションズが東映アニメーションと共同制作したアニメ『アサティール2 未来の昔ばなし』が11月3日(日)朝7時よりテレビ東京で放送開始する。11月3日(日)に迫った地上波放送を前に、完成披露イベントとして東京プレミア試写会が10月28日(月)に実施された。
キャスト陣がコメント
イベントには声優の大空直美(マハ役)、オープニングテーマを歌う渡部沙智子、エグゼクティブプロデューサー マンガプロダクションズCEO イサム・ブカーリさん、東映アニメーション 顧問 清水慎治さんが登壇。アラビア語版オープニングと本編第1話の上映、渡部によるオープニング曲の生ライブが行われた。
『アサティール2 未来の昔ばなし』は、今から少し未来のサウジアラビアに暮らす一家のお話。サウジアラビア西海岸のNEOM(ネオム)にある「オクサゴン」という海上都市に、小学6年生の少女マハの家族が引っ越すことになった。マハは、弟のライアンとスルタン、そして猫型ロボットのアニスと楽しく暮らしているが、3人は、悩んだり困ったりすることもしばしば。そんな時、大好きなアスマおばあちゃんが、素敵なアラビアの昔話を話してくれる。そのお話からマハたち姉弟は、大切な事を学び、自ら行動していく、という物語。
トークパートにて、大空は本作について「マハたちが、大好きなおばあちゃんが話してくれるサウジアラビアに伝わる昔話がきっかけで、背中を押されたりだとか、なにかヒントを得たりだとか、そういう気持ちを受け取って前に進めるようになる、という素晴らしい作品だなと思います」と紹介した。
MCよりサウジアラビアの魅力を聞かれた大空は「まだ行ったことがなくて行ってみたいなと思っています。作品を通してすてきだなと思ったことがいくつかあります。まず、衣装ですけど、実は今日上に着ているアバヤという衣装をお借りして、いつも私が着ているワンピースの上から羽織っています。こういう触れたことのない文化に触れたり、食べたことのない料理も出てきてすごく気になっています」と返答。
さらに、アスマおばあちゃんを演じる野沢雅子による応援メッセージVTRがスクリーンに映し出された。大空と同じく野沢も伝統的民族衣装のアバヤを着てインタビューに答えていて、アバヤやサウジアラビアの文化について「こういうの大好きです。このお仕事をしてていいなーと思ったのは、いろんな国にはそれぞれの生活がありますけど、いろんな国のキャラクターを演じているので、いろんな生活を感じられます」と語った。
野沢からのメッセージVTRを見て、大空は「尊敬する大先輩で大好きです。野沢さんが演じるアスマおばあちゃんは本当に包容力のある優しいおばあちゃんで、孫の役をさせてもらいましたけど、改めて聞きながら、野沢さんと一緒におばあちゃんと孫の役を体験できて本当に幸せな時間だったな、と思っています。アニメを見てもらえれば、おばあちゃんの昔話がみなさんにも沁み入るんじゃないかなと思います」と話していた。