「傑出した投球を見せ、チームを優勝の目前まで導いた」5回無失点の快投ビューラーを地元紙大絶賛!「かつては弱かった速球も生き生きと…」

 現地10月28日、ロサンゼルス・ドジャースがニューヨーク・ヤンキースとのワールドシリーズ第3戦を4対2で制し、シリーズ成績を3勝0敗として世界一に王手をかけた。

 この一戦で活躍したのがドジャースの先発ウォーカー・ビューラーだった。初回、先頭のグレイバー・トーレスに四球を与えたものの、2番フアン・ソトを左飛、3番アーロン・ジャッジを空振り三振、4番ジャンカルロ・スタントンを遊ゴロに抑えた。

 2回には5番ジャズ・チゾムJr.を中飛、6番アンソニー・ボルピーと7番アンソニー・リゾを連続三振に仕留めると、3回も無失点で切り抜けた。4回にはスタントンに初安打となる二塁打を打たれ、2死後にボルピーに左前打を許すも、左翼手テオスカー・ヘルナンデスが三塁を回ったスタントンを本塁で刺すビッグプレー。

 勢いに乗ったビューラーは、5回もリゾを右飛に、8番ホセ・トレビーノを三ゴロ、9番アレックス・バーデューゴを右飛に打ち取って自身の仕事を全う。大一番で5回76球、被安打2、5奪三振、無失点と完璧な内容を披露した。
【動画】ビューラーが快投したWS第4戦のハイライト!
  地元紙『Los Angeles Times』は「5イニング、無失点、5奪三振。ビューラーが傑出した投球を見せ、チームを優勝の目前まで導いた。かつては弱かった速球も生き生きと鋭く、8つのスイングのうち5回の空振りを奪った。カーブ、カッター、シンカーも織り交ぜて、3回までヤンキース打線を無安打に抑えている」と大絶賛した。

 4回にT・ヘルナンデスが本塁でスタントンを刺したプレーを「ビューラーの救いとなった」と記した同紙は、デーブ・ロバーツ監督のコメントを引用。「あんなに自信に満ち溢れている姿を見たのは初めてだ。これまでで最高の投球だった」と指揮官の喝采も伝えている。

 ビューラーの好投でシリーズ成績を3勝0敗とし、世界一に王手をかけたドジャース。ブルペンデーが予定されている現地29日の第4戦に勝てば、4年ぶり8回目の優勝を手にする。

構成●THE DIGEST編集部

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