落合博満氏がワールドシリーズの重みを指摘
10月27日放送の『サンデーモーニング』(TBS系)に出演した落合博満氏も、メジャーではワールドシリーズに出場できるのが何年かに一度のため、選手も球団も後先考えない無茶な起用で死にもの狂いで勝利をもぎとろうとするのに比べて、日本シリーズではそういったことはしないと指摘している。
実際、第2戦で亜脱臼のケガを負った大谷が、第3戦にも先発で強行出場。チームは3勝目を挙げ、優勝に王手をかけたものの、チームメイトのフリーマンもまたケガを負っていて、万全の状態ではない。
大谷とドジャースは10年契約を結んでいて、今年がその1年目。彼がこの名門チームに所属している限り、毎年、ワールドシリーズによって日本シリーズが霞んでしまう可能性が高くなるだろう。
地上波で野球中継が少なくなった今、年に一度の最高の晴れ舞台・日本シリーズが話題にならないのは、日本プロ野球の大損失に繋がる。
ワールドシリーズと日程をズラすなど、来年以降は調整が絶対に必要になってくるはずだ。
取材・文/集英社オンライン編集部 サムネイル/共同通信