本コラムは、地元の“幽霊商店会”から「相談がある」と言われ、再始動の先導役を担う会長職を拝命することになったバツイチ女一匹の“ほぼリアタイ”ドタバタルポです。 商店会は末端社会の縮図。次から次へと巻き起こるトラブルや人間関係は、どこぞの職場や家庭で見たような光景ばかりで…。
【「ポンコツ商店会」お預かりしました】
ポンコツ感丸出しのせいか、協⼒者が現る
協力者が続々と…(写真:iStock)
ご⽼公⼀⾏のポンコツ商店会ながら、新規会員集めはそこそこ順調に進み(⾊々問題はありつつも…)、⽬標会員数を⼤幅に突破。区にも商店会の再出発を認めてもらうこととなった。
途中から、床屋の⾓さんの奥様が、助さんの「会計ノート」をパソコンに⼊⼒してくれることになり、助さん⼤喜び! ⽔⼾⻩⾨でいえば、助っ⼈のお銀さん(由美かおる)の登場といったところか。
その上、もろもろ⾒かねた⼯事業者がLED化申請書類の作成を⼿伝ってくれることとなり、皆様のおかげでハードルは少しずつ下がりつつある感じ。
「いやー、ありがたいねー、みんな協⼒してくれて」とホクホク顔の助さん。
「この商店会、ポンコツ感めっちゃ出てるんでしょうねー。みんな⼿伝ってくれますもんね」と私。
「うちの奥さんは、あの会計資料⾒て、さすがにほっとけなくなったみたいですよ」と⾓さん。
「ありゃ、じゃ、俺の⼿書き帳簿のおかげか?」のーてんきな⾓さん、いつも明るいなーwww
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我がお茶屋に、才⾊兼備な⼥性区議会議員が現る
(写真:iStock)
⾒るに⾒かねた⽅々のお助けにより、申請書類の準備も少しずつ進⾏。私が拝命した商店会会⻑の仕事は、書類との格闘かも? とぼんやり考えていたところ、近隣の事業者(⽯屋さん)の⽅から、
「再出発⼤変そうだねー、今度、区議を紹介するよ。⾊々助けてくれるよ」と⾔われた。
区議? 政治家がこんなポンコツ商店会を助けてくれる? なんで? と、その時は疑問が先に⽴ち、
「はぁ…。よろしくです」としか返答できずにいた。
数⽇後、私が営むお茶屋に⽯屋さんが区議を連れてやってきた。
「この⼈ね、区議の〇〇ちゃん、⾊々頑張ってくれるから、紹介しておこうと思ってねー」と⽯屋さん。区議の若い⼥性を「ちゃん」づけで紹介。おいおい、今どきそれ⼤丈夫かー?
「それはそれは… こんなところまでわざわざお越しいただいてすみません」と恐縮する私。
「いえいえ、選挙区の⽅々のお⼿伝いをしたり、お役に⽴つのが仕事ですから! 何かお困りのことがあればなんでも⾔ってください」となんとも如才ない。
聞けば、役所勤めをやめて区議になり、地域の商店会や振興組合などが彼⼥の⽀援者だとか。
ちなみに⼤⼿政党所属。地域の事業者同⼠を繋いだり、皆さんからの要望を区議会にあげたりしているらしいが、今、
このポンコツ商店会にとってのお困りごとは「⼿書き帳簿10年分が読み解けない」レベルなので、区議には何もお願いできないし…とはいえ、「なんかあったら⾔ってください」というお⾔葉は⾮常にありがたい。