吉本興業の教育機関「よしもとアカデミー」大阪校の学園祭が、10月12日(土)、13(日)の2日間にわたって大阪・YES THEATERで開催されました。さまざまなイベントが行われるなか、作家や舞台スタッフなどを育成する「よしもとクリエイティブアカデミー(YCA)」の現役生による公演「MISSION YES POSSIBLE」(10月13日開催)を、芸人ライターとしても活動するビーンズ・おいちょがレポート! コーナーの企画やライブ構成を生徒たちが考え、実際にお客さんも呼んだこの公演の盛り上がりはいかに!?
出典: FANY マガジン
生徒と芸人が「笑い」のために協力
公演の前半にはカベポスター(浜田順平、永見大吾)、セルライトスパ(肥後裕之、大須賀健剛)、ダブルアート(タグ、真べぇ)が出演。コーナー企画が始まると、MCのセルライトスパ・肥後が登場し、続いてセルライトスパ・大須賀、ダブルアート、カベポスターが、5人組の戦隊ヒーローのような色合いの衣装で現れます。
最初のミッションは、挑戦者が1分以内に2段のトランプタワーを完成させるというもの。ただし、1分が経過するとスリッパで叩かれるので、体内時計でカウントしてタイミングよくヘルメットを被らなければなりません。
しかも、ほかのメンバーが挑戦者の悪口を言って精神的なダメージを与えるという難易度の高いミッションです。結局、誰もトランプタワーを完成できず、スリッパからの攻撃も避けられないまま、このコーナーは終了しました。
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続いて、猫のぬいぐるみを持ちながら1分以内に計算問題を解くというミッション。ほかのメンバーがぬいぐるみを奪いに来るため、それを回避しなければなりません。しかも時間が経過するにつれて、ぬいぐるみを奪おうとするメンバーが増えていきます。
まずはカベポスター・永見が挑戦しましたが、セルライトスパ・大須賀に一瞬でぬいぐるみを強奪されて終了。難易度が高すぎるミッションにお客さんは大笑いです。
次は屈強な体型のセルライトスパ・大須賀が挑戦。開始のゴング音が鳴ると同時に大須賀は、ぬいぐるみを抱えながら舞台上を猛ダッシュで逃げ回ります。その姿にまた笑いが巻き起きました。
大須賀は、ダッシュしながら計算問題も解いて、見事に全問正解! 会場はお客さんの拍手で大盛り上がりです。芸人とお客さんが一致団結してミッションクリアを願っていたから、こんなに盛り上がったのでしょう。
出典: FANY マガジン
その後のミッションも、難易度は高かったですが、最後まで会場全体がクリアしようと一体になりました。この盛り上がりは、「こうなったら面白いだろうな」と想像して企画を考えた生徒と、その意図を汲んで上手く立ち回った芸人たちが協力した結果、生まれたのだと思います。
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大喜利コーナーはスタート前から大盛り上がり
公演後半にはパーティーパーティー(ひらかわ、きむきむ)、吉田たち(ゆうへい、こうへい)、金属バット(小林圭輔、友保隼平)、Dr.ハインリッヒ(幸、彩)が登場。この日の開演前、来場したお客さんに「苦手なもの」を記入してもらったフリップを使って、大喜利コーナーが始まります。MCは吉田たち・ゆうへいです。
大喜利スタート前から、すでに芸人たちは大盛り上がり。金属バット・友保は、“金属バット”と書かれたフリップを見つけて「誰や!」と絶叫。ほかにも、パーティーパーティー・ひらかわは“お笑い”と書かれたフリップを手にとって「どういうこと?」と笑いをとります。
出典: FANY マガジン
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大喜利が始まると、芸人たちがドンドンと答えて、しかも全回答がウケるという流れができていました。続く、出演者たちの昔の写真を使った大喜利も、全員が楽しそうに回答して盛り上がったままコーナーは終了。お客さんを楽しませるのはもちろん、出演する芸人たちをも楽しませるコーナーの環境作りをしたYCAの生徒は素晴らしいと思いました。
公演は、もちろんネタでも大盛り上がり。人気芸人たちが爆笑に次ぐ爆笑を生んでいました。
出典: FANY マガジン
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改めて、本当に良いライブでした。
YCAの生徒は、開場前に大喜利で使うフリップへの記入をお客さんにお願いしたり、ライブ終演後もスタッフが会場の外に出てお礼を言ったりしていました。まだ現役の生徒なのに、プロと同じように素晴らしいライブを作っていて感激しました。
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