【盲点だった】ドムドムの新メニュー『おさつサーモンバーガー』からヒントを得て革命的な創作メニューが爆誕した話

我らが “バーカーチェーン店の尖り枠” ことドムドムバーガーが、秋の味覚を組み合わせた新メニューを発表した。その名も『おさつサーモンバーガー』だ。

もう、なんだかメニュー名だけで情報が錯綜している。一旦サーモンは置いといて、さつまいもをバーガーに入れるという、思わず「おいおい、またやっちゃってるね~」と口から出てしまう斬新さ。

これは食べねば! と店舗に足を運び完食したところ、これはもしや? と思い創作メニューを試してみたら、バーガー界の常識が覆されるかもしれない結果が待っていた──。

・秋の味覚を履き違えている?

推測するにドムドムは、たぶん秋の味覚を少しだけ履き違えているのではないだろうか? もしくは、ドムドムらしさの解釈なのか? その真相を確かめるべく、「ドムドムバーガー 海浜幕張店」に足を運んだ。

10月25日から販売されていて、値段は単品で税込690円。ハンバーガーに紫色が混じっているという、違和感がなんとも言えない。

たしかにサーモンは秋に遡上(そじょう)する習性があるし、さつまいもの収穫時期は9月から11月がピークと言われているので、この時期に出てくるのもわからなくはない。

ただ、それをハンバーガーにしてしまう発想自体がブッ飛びすぎている。いつか機会があれば、ドムドムの商品開発会議がどんな風に行なわれているか参加したいところだ。

そんなことを思いながら、レジで注文。待つこと5分、手元のブザーが震え出す。

カウンターに商品を取りに行き、いよいよ謎の『おさつサーモンバーガー』と対面する。

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・バーガー歴史上初の食感

それでは、いよいよ開封の儀を行なう。ゆっくり包装紙を開けてみると……

なんじゃこりゃ?

サーモンが思ったより大きい。今回は期間限定で販売されていた「赤い羽バーガー」や「甘みそ エビフライバーガー」のような、バンズから具がハミ出ている通称 “ハミドム” ではないと思っていた。

しかしこの『おさつサーモンバーガー』も、サーモンがバンズよりいい感じでハミ出ている。

バンズを開けると、やはり目を引くのは大きなチーズ入りサーモンフライ。これが立派な存在感を放っている。その下に素揚げされた、さつまいもが鎮座。

そのツートップに千切りキャベツが添えられ、全体をタルタルソースが包み込むフォーメーションになっている。

あれっ? さっきの商品ポスターの画像は、さつまいもが上にサーモンフライの上にあったような……まぁ、細かいことはいいとしてバーガーを真っ二つにしてみると、サーモンからドロっとチーズが溢れ出してくる。

果たして、初めて食べるさつまいも入りのハンバーガーは、どんな味なのか?

おっ?

正直に言おう。この組み合わせを聞いた時点で「今回はスベるんじゃないか?」と疑問に思っていた。しかし、ここでドムドムの真骨頂が発揮された。素直に美味い。

サクサクとしたサーモンフライの衣、ほくほくとしたさつまいも、シャキシャキした千切りキャベツ。交わることがないと思っていた、それぞれの食感が口の中でちゃんとフュージョン(融合)している。

おさつを単独で食べると、ただのさつまいもでしかない。

ところがハンバーガーとして食べてみると、見事な新しい食感を演出するアクセントとなる。これが不思議とやみつきになりそうな味なのだ。