バックカントリーガイドが愛用する「手がよく機能する」グローブ はどれ?|’24-25 プロの選択とレビュー

「Black Diamondの厚さや用途の違うモデルを必ず複数持つ」|インフィールド 中野豊和

Black Diamond|ミッション

ゴアテックス®とプリマロフト®ゴールドのコンビネーションにより、耐久性と保温性を備える。掌側はしやなかで丈夫なゴート(山羊)レザー製、甲側はリップストップポリエステル製。バックカントリー全般に活躍してくれる汎用性の高いモデル。

Color:Cork/Brown(全2色)
Size:XS, S, M, L, XL
¥14,850

Black Diamond|インパルス

しなやかで丈夫なゴート(山羊)レザーを使用、ゴアテックス®とプリマロフト®ゴールドクロスコアにより高い保温性を実現。手の甲と親指にはEVAパッドを内蔵し、プロテクション性能をアップ。ネオプレーン製カフは手首を暖かく包み込み、フィット感も上々。高機能にこだわったハイエンドなフリーライドグローブ。デザインも玄人好みだ。

Color:ビーズワックス/ウォルナット(ブラック/ブラック 全2色)
Size:S, M, L, XL
¥25,300

Black Diamond|ターミネーターグローブ

しなやかなストレッチシェルに防水透湿素材のBD.dryをインサートし、防水性を確保。中綿にシンサレート®とフリースライニングを内蔵し、十分な保温性を発揮する。指先は動かしやすい立体デザインとなっている。’24-25季から環境に配慮したPFCフリー撥水加工を採用。

Color:Black(1色)
Size:S, M, L, XL
¥14,850

◆公式HP/https://www.lostarrow.co.jp/store/c/c10/

【愛用モデルとその理由】
メインは、Black Diamondの以前はスパークを愛用していました。主に気温が低めの時期の滑走時に使用。ポールが握りやすい革のしなやかさと暖かさのバランスが良いベーシックなグローブで気に入っています。ジャケットの手首の裾の内側にグローブを入れたいので、手首周りがすっきりしているモデルを選んでいます。現在は同じようなモデルで「ミッション」と「インパルス」を展開しています。

気温が低い時期の登行時や春のツアーでは、Black Diamondのアークを使っていましたが、’24ー25シーズンは、これに相当するターミネーターグローブを使います。フィット感が良く操作性が高いモデルで、最も使い勝手が良いので使用頻度が高いグローブです。防水性も十分で雨にも対応します。

【グローブの使い方の工夫】
グローブは厚さや用途の違うモデルを必ず複数持つようにしています。防寒用、操作性の高いモデル、防水性の高いモデルなど、時期とツアーの内容で組み合わせを変えて持参します。個人的にはインナーグローブなどを重ねて使用することは好みではないです。

レビューワー
インフィールド|中野豊和 Toyokazu NAKANO

妙高高原へ移住後10年間の経験を経て、2006年より「インフィールド」を開始。現在、冬はバックカントリーツアーガイド、テレマークスキーインストラクター、夏は登山・トレッキングガイド、シーカヤックガイドとして活動中。

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滑走とハイクでグローブを分ける|Spur 秋田マウンテンガイドサービス 佐藤真理子

HESTRA |Army Leather Wool Terry