バックカントリーガイドが愛用する「手がよく機能する」グローブ はどれ?|’24-25 プロの選択とレビュー

「保温性がよく、5本指で細かい作業も行えるHESTRAモデルを愛用」|かぐらパウダーステーション 五十嵐和哉

HESTRA|Heli Ski GTX

※こちらのモデルは昨シーズンで展開を終了。GORE-TEXでない通常のHeli Skiならば現在も定番でランナップされている。
30570 Heli Ski | FULLMARKS (full-marks.com)

しなやかで強固、グリップ力の高いゴート山羊アーミーレザーに、GORE-TEXメンブレンを内蔵した4ウェイストレッチナイロン。2レイヤーの裏地付きで、あたたかい時期はライナーを抜いたままで使用できる。

Color:Black
Size:6~10 サイズガイド
¥30,800(昨年価格)

HESTRA|Windshield Liner

耐風性のあるウインドシールド素材を使ったライナー。手のひら側はポリエステルフリースで、サイドウォールは通気性のあるメッシュ仕様。手のひらと指先にはグリッププリントを配し、親指と人差し指はタッチスクリーンに対応。ライナー取り替え式グローブのライナーとして使える。

Material:91% Polyester/ 9% Tricot,Fleece Cuff,Grip Print,Touch Point(forefinger and thumb)
Color:Black(Navy 全2色)
Size:6~10 サイズガイド
¥7,700

◆公式HP/Hestra Gloves Japan (full-marks.com)

【愛用モデルとその理由】
HESTRAのHELI ski GTX 、そしてWindshield Liner 。保温性がよく、5本指で細かい作業も行える。

【グローブの使い方の工夫】
オーバーミトン、ハイク用のスプリンググローブ、予備グローブを携帯。インナーはウール素材を使用 ゴアテックスのオーバーミトンを常時携帯している。

レビューワー
かぐらパウダーステーション五十嵐 和哉 Kazuya Igarashi

モーグル全日本チャンピオンを経てW-CAP出場、ナショナルチームコーチを務め里谷、三浦、附田、原など育成。三浦雄一郎氏に従事しスノードルフィンで活躍。2008年三浦氏と共にエベレスト登頂。現在は、BCスキー・登山ガイドとして、かぐらパウダーステーションを支える。

(広告の後にも続きます)

「透湿素材で快適、5本指でギアグリップ性が高い」| COLOR SPORT CLUB 舎川 朋弘

HESTRA|Omni GTX Full Leather

日本の雪山を滑るガイドやライダー達のリクエストによって生まれた日本限定モデル。掌側は耐久性と強度に優れたゴート(山羊)皮革、甲とサイドにはしやなかな牛皮革と適材適所に素材を配置。アウトシームで仕上げた5本指タイプで、指先の不要な圧迫感を抑え、高い操作性が魅力。内側全体には高い防水透湿性を発揮するGORE-TEXメンブレンをインサートし、雪からの濡れにも確実に対応。

ColorGrey/Brown (Black,Cork/Cork,Navy/Black,Cork 全4色)
Size:5~10 サイズガイド
¥23,100

◆公式HP/Hestra Gloves Japan (full-marks.com)

【愛用モデルとその理由】
HESTRAのOmni GTX Full Leatherを使用。手首の動きを妨げない短めのカフタイプを使用。合わせて細かな作業にも対応できる五本指タイプを使用。耐久性にも優れ耐水と浸透性にも優れる革と透湿仕様を併せ持つタイプを好んで使っています。

【グローブの使い方の工夫】
薄手のインナーを常備している。また冷え対策には、ゴアテックス機能を上げたオーバーグローブとのセットアップで。

レビューワー
COLOR SPORT CLUB舎川 朋弘  Tomohiro Tonegawa

現在に至るバックカントリシーンを築いた草分的存在。90年代初頭よりゲレンデ外に目を向け、厳冬期における山岳スキーシーンを切り開いてきた。代名詞となる白馬全域のフィールド開拓を達成してもなおパイオニアワークは続いている。