・エグい! 『茨城 けんちんそば』
そんなこんなで、私がどうにか東京へ持ち帰った “茨城っぽいもの” は……
『納豆チップル』と『茨城 けんちんそば』の2つという結果に。
この『茨城 けんちんそば』(凄麺)は新商品らしく、スーパー内に特設コーナーが設けられていた。価格は246円(税込)。
かやくが2袋に液体スープ。お湯を入れて5分待つ。なお『けんちん汁』は日本全国で食べられているが、『けんちんそば』や『けんちんうどん』だと茨城の郷土料理、という扱いらしい。
インスタントなのにレンコンやサトイモが形をキープしているのはスゴイと思う。初めてのけんちんそば、いただきま〜す!
レベル高ぁぁぁぁああ!!!!!!!
実は私、数あるカップ麺の中で一番好きなのがマルちゃんの『緑のたぬき』。でも、だからといって、アレはあくまで “インスタントの特有のジャンクさ” がイイのであって、「本物のソバみたい」と思って食べているワケでは決してない。
それに対して『茨城 けんちんそば』。これ、言われなければインスタントだと気づかないと思う。いやガチで。冗談抜きで。ソバのコシもさることながら、レンコンのシャキシャキ感、イモのネットリ感、豆腐の妙な濃厚さ……どれをとってもハイクオリティ。不覚にも『緑のたぬき』の食いすぎで、カップそばがこれほど進化していたことに全く気づいていなかった。
私は西日本出身者なので、関東の醤油っからいソバツユは本来あまり好みではない。でもコレは醤油が確かな存在感を放ちつつダシがよ〜く効いて、インスタントであることに気づいてもなお「素材の旨みがよく出てますね」って言っちゃう系だ。ベタ褒めである。
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・納豆チップルとは
さて、つづいて問題の『納豆チップル』。
これは茨城が生んだロングセラースナック『ハートチップル』の姉妹商品。茨城っぽさが10倍強まった反面、怖さも10倍。
と、ここで面白いことが判明した。編集部内で千葉県出身のサンジュン記者をのぞく全員が「ハートチップルなんて知らない」と発言したのである。かくいう私も上京して初めてハートチップルの存在を知ったクチ。関東を中心に流通しているのだろうか。
で、問題の納豆チップル。恐る恐る開封すると……
「ボェ〜〜〜〜!!!」と、ジャイアンのリサイタル以外ではあまり登場しそうにない声が思わず口をついて出た。くさい。死ぬほど納豆の匂いがする。
ここまできといてアレだが、実は私、納豆があまり得意ではない。よって砂子間記者(普通の納豆好き)に感想を求めることにしよう。
砂子間「ボェ〜〜〜〜!!! ……すごく思い切った納豆の味と匂いだね。粘っぽさもあって、納豆の再現度はすごく高い。納豆好きにはたまらないんじゃないかな? 納豆嫌いなら絶対にやめたほうがいいと思うけど……!」