なにか感情が揺さぶられることがあれば、泣きたい気持ちにもなるだろう。しかし周囲に人がいることから、泣くのを我慢した経験がある人も多くいるようだ。

 
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■約7割「本当は泣きたいのに我慢」

Sirabee編集部が全国の10代~60代の男女625名を対象に「泣きたい気持ち」に関する意識調査を実施したところ、全体で68.8%の人が「本当は泣きたいのに人がいるので我慢した経験がある」と回答した。

人前で感情を出すことへの抵抗感や、場面を考慮して自制心が働く人が多いようだ。

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■男性が少ない理由

性年代別ではほとんどの年代で女性が多く、男性が少なくなっているのが印象的だ。

これまでの日本の社会では「男性が人前でなくのはよくない」との風潮があり、今もその文化が少し残っているのが実態なのかもしれない。

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■仕事のミスで泣きたくなり

仕事のことで泣きたくなった30代男性は、「仕事で大きなミスをしてしまって、上司から少し厳しい注意を受けました。言われた言葉に傷ついたのもあったのですが、一番は自分の不甲斐なさに情けなくなり泣きたくなってきたんです。しかし人前なので、頑張って涙をこらえました」と当時を振り返る。

家では思いっきり泣いたようで、「その日は家に帰るまでずっとつらくて、人と会話をしていてもきちんと言葉が入っていなかった気がします。そして家に着いてから、一人で思い切り泣いたんです。会社では周りに迷惑をかけたくないという気持ちがあり、泣くのを我慢していたのでしょうね」と続けた。

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■人前で泣く人が大嫌い

Xでも、「モヤモヤしたまま泣くの我慢して、人前では笑ってやり過ごして一人のときに泣く」や「人前で泣くのは恥ずかしいって分かっているし、泣くの辞めたいからちゃんと我慢しようとしているのに止まってくれない」と人前で泣くことについての意見があった。

さらには、「人前で機嫌悪くする人とか、泣く人とか大嫌いなんだけど、なんでなんだろうって考えたら私がそうしないようにしていたからなんだろうな」と分析している人もいた。

(取材・文/Sirabee 編集部・ニャック

【調査概要】

方法:インターネットリサーチ

2024年10月2日~2024年10月7日 
調査対象:全国10代~60代の男女625名