今日はハロウィンだ。昨年我々は「ハロウィンには渋谷に来ないで」という呼びかけに応じて、自ら渋谷になるという暴挙に出た。そして今年はといえば……。動画配信サービス「NETFLIX」で爆発的なヒットを遂げた、アノ作品にちなんで、アノ人の仮装に全員で挑戦した。
その人とは……、そう、「極悪女王」のダンプ松本さんである。全員で挑んだ結果、めちゃくちゃなことになってしまった!
・今年のハロウィンは極悪女王
「極悪女王」は、ダンプさんが全日本女子プロレスに在籍した当時を再現したドラマである。私(佐藤)も作品を鑑賞し、痛く感動すると共に、あの時代を駆け抜けた女子プロレスラーの皆さんの凄さを知ることができた。
そこで今年のハロウィンは、ダンプさんになるしかない! そう考えて、ダンプさんの仮装を提案したのだ。ってことで、まずは言い出しっぺの私からだ。
ダンプ佐藤の入場です。
ダンプ佐藤「俺が言い出しっぺのダンプ佐藤だ! この編集部に俺をおいて他にダンプを名乗れるヤツはいねえ!」
ダンプ佐藤「どや? かなり完成度は高いはず」
ダンプ佐藤「メイクの練習成果が出てるんじゃない? 下地とかファンデとかしてないけど、線はしっかり引けているはず。ちなみに髪は洗うと落ちるカラーワックスです。ロケットのダンプは俺だ」
待たんか~~~い!!
ダンプ佐藤「お前は!?」
ダンプ原田「俺こそ、ロケットのダンプだ」
ダンプ原田「ポリスハットなしでダンプを語るバカいるかよ! 俺がダンプだ」
待て~~い!
ダンプ原田「お前は!?」
ダンプあひるねこ「ポリスハットなら、ワシも被っとるがな。貴様だけがダンプを語れると思うなよ」
ダンプあひるねこ「ワシこそがここのダンプ。ダンプあひるねこである!」
待ちなさ~い!
ダンプあひるねこ「貴様は!?」
ダンプ古沢「ダンプあひるねこは語呂が悪いだろ。ダンプ古沢の方がしっくり来るってもんだ!」
ダンプ古沢「俺こそダンプ。ダンプ古沢の語呂の良さを考えれば、佐藤も原田もあひるねこもナシ。ダンプ古沢の音の良さには勝てないだろ」
ちょっと待ってもらっていい?
ダンプ古沢「お、お前は~~~!」
ダンプ和才「古沢くん、無理しなくていいからね。もっと自然でいいんだよ。あ、ダンプ和才です。マジで」
ダンプ和才「みんながんばり過ぎだと思うんだけど、ダンプってもっと自然なものの気がするんだよね。マジで。極悪って自然でしょ? マジで」
待たんかい!
ダンプ和才「誰? マジで」
ダンプ中澤「あのね~、極悪が自然なわけないでしょ。っていうか、俺がダンプなんすわ」
ダンプ中澤「あのね~、実はちょっと失敗してね、このメイク。メガネ外して本家ダンプさんのメイクの参考にしてたんだけど」
ダンプ中澤「目元が真っ黒だなっと思ってマネしたら、それサングラスだったんすわ。サングラス外してもサングラスみたいになってるのは、そのためです」
ダンプ中澤「悪いけど、僕がダンプなんすよね~」
お~い! 待たんか~~い! お~い!
ダンプ中澤「お前は!?」
ダンプYoshio「オッス! オラ、ダンプYoshio。おめえら、ぶっ飛ばすぞ!」
ダンプYoshio「来週も、ぜってえ見てくれよな!」
待たんか~い!
ダンプYoshio「おったまげ~! 誰?」
ダンプ羽鳥「ダンプ羽鳥だ。おめえら、ダンプ舐めすぎなんだよ!」
ダンプ羽鳥「おめえら、何見てダンプのメイクしてんだよ。ぶっ潰すぞ、コノヤロー!」
ダンプ羽鳥「気合いの足りねえメイクしてんじゃねえよ!」
ゴース、ゴスゴスゴス!
ダンプ羽鳥「え? ナニ? 何か来た?」
ダンプ砂子間「愛と正義の男、ダンプ砂子間でゴス! よろしくお願いしゴッス!!」
ダンプ砂子間「好きな言葉は「新陳代謝」、嫌いな言葉は「予定調和」。カレーライスを貪るように食う男、それがダンプ砂子間でゴス! 以後、お見知りおきを。ゴースゴス!」
待て待て待て、何なんだよ、そりゃ!
ダンプ砂子間「ギョエー! 出たな、怪人「オッカナビックリ」」
ダンプ亀沢「てめえ、さっきから何言ってんだよ。亀沢だよ、ダンプ亀沢」
ダンプ亀沢「「ゴスゴス」言うヤツがいたり、二言目には「オッス、オラ」とかいうヤツが居たり、この編集部はどうなってんだよ」
ダンプ亀沢「竹刀でどつき回すぞ、コノヤロー!」
待たんか~い!
ダンプ亀沢「あ、あんたは!?」
ダンプ御花畑「気合いの入ったメイクは自分だけだと思ったんでしょ? 誰か忘れてない? 私だよ私! ダンプ御花畑だよ!」
ダンプ御花畑「こういうメイクやりそうにないって思ってたんでしょ?」
ダンプ御花畑「やりゃ出来るんだよ、私だって。どう考えても1番気合いの入ったダンプは私だろ!」
ダンプ佐藤「ちょっと待て、お前ら。一旦整理しよう。まあ、まずダンプは俺だろ?」
ダンプあひるねこ「は? 貴様「まずダンプは俺」はおかしいだろ」
ダンプ中澤「あひるねこって人、「貴様」っていい方良くないよ」
ダンプ羽鳥「まあ、何にせよ、お前ら全員違うけどな」
ダンプ原田「僕がダンプだと思うんですけどね」
ダンプあひるねこ「さっきの「まず俺」は撤回しろ」
ダンプ佐藤「押すな、なんだ? やんのか」
ダンプ和才「そういうのやめましょうよ、マジで。表向きは俺たち、仲良しってことになってんだから。マジで」
ダンプ砂子間「ここは私、正義と平和のダンプ砂子間が仲裁に立つでゴス」
ダンプ古沢「さっきから何なんすか? ゴスって」
ダンプYoshio「おめえら、全員ぶっ飛ばすぞ!」
ダンプ佐藤「もういい! 何がハロウィンだ、コノヤロー!」
ダンプあひるねこ「「まず俺」を撤回しろ!」
ダンプ中澤「お前こそ、「貴様」を撤回しろ!」
ダンプ羽鳥「お前らダンプ舐めんなよ!」
ダンプ原田「僕はダンプですよ!」
ダンプ和才「仲良し設定はどうするんすか!」
ダンプ砂子間「ケンカは良くないでゴス。みんなでダンプを分け合えばいいだけの話でゴス」
ダンプ古沢「もうホントにゴスって止めてもらっていいですか?」
ダンプYoshio「オッス! オラYoshio! ぜってえ見てくれよな!」
ダンプ御花畑「おい、てめえら」
ダンプ亀沢「いい加減にしねえか」
ダンプ御花畑「さっきから聞いてたら、訳のわからんことを」
ダンプ亀沢「そもそもてめえらに言いたいことがあんだけど」
ダンプたち「はい? 何か?」
ダンプ御花畑「ダンプかどうかの前に、その汚いメイクは何なんだよ」
ダンプ亀沢「ダンプ以前の問題だろ。指導が必要だな」
ダンプ亀沢「佐藤、てめえは練習してるから、まあそこそこ見れるけど、まだまだだ。指導!」
ダンプ佐藤「精進します~!」
ダンプ亀沢「羽鳥、てめえは結構いいけど。てめえだけ許すと示しがつかんから、指導!」
ダンプ羽鳥「なんでーー!」
ダンプ亀沢「古沢、てめえは完全にKISSじゃねえか。何見てそうなったんだよ、指導!」
ダンプ古沢「そんな気がしたんですよねー!」
ダンプ亀沢「中澤、てめえはサングラスとっても同じ顔じゃねえか。サングラスの意味ねえ、指導!」
ダンプ中澤「僕もおかしいと思ったんですよー!」
ダンプ亀沢「原田、おめえはダンプでもKISSでもねえ。何なんだ、指導!」
ダンプ原田「僕、ダンプですーー!」
ダンプ御花畑「あひるねこ、おめえは病気のパンダか、指導!」
ダンプあひるねこ「き、貴様ーー!!」
ダンプ御花畑「和才、おめえは名前の知られていないご当地ヒーローか、指導!」
ダンプ和才「精いっぱいやったんすよ、マジでー!」
ダンプ御花畑「砂子間、おめえは何もわからん! 指導!」
ダンプ砂子間「ゴース!」
ダンプ御花畑「Yoshio、おめえは歌舞伎メイクのビックダディだろ! 指導!」
ダンプYoshio「俺はこういう男だ!」
そんなわけで、楽しいハロウィンでした! みんなも仮装を楽しんでくれよな! ハッピーハロウィン!
~~ 完 ~~
執筆:佐藤英典
Photo:Rocketnews24