・いざ実食
さあ、どうなんだ観賞用のかぼちゃよ。お前やれんのか! 激ウマじゃなくてもいいから「意外とウマい」「全然食える」くらい言わせてみろ!! おそるおそる食べてみると……
うむ、マズいッッッ!!!!
まず食感は “ほくほく” はなく “シャキシャキ” である。繊維質が異常に多く、最後の最後に飲み込むまで、ハロウィン用のかぼちゃはシャキシャキと口の中でイヤな音を立てていた。
また味そのものは “無” と言っていいだろう。かなり青臭さはあるものの、砂糖の甘さでギリ食べられるレベルにはなっていた。ただし、それは食べ物としてというより「なんとか口にできる物体」という程度だ。
さらに言えばアクがかなり強く、食べ終えた後、口の中にイヤな渋みがしばらく滞留していた。救いがあるとすれば、後味で微かに感じた “かぼちゃの風味” だろうか。そこにだけ、わずかなかぼちゃの遺伝子を感じた次第だ。
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・食えたもんじゃない
率直に言って、マッドマックスばりの食糧難にならない限り、私は生涯「ハロウィン用のかぼちゃ」を食べることはないだろう。そういえば花屋さんはこうも言っていた……「美味しくないから誰も食べないんです」と。
最後に、発案者のYoshioに「ハロウィン用のかぼちゃの煮物」を食べさせてみたので、彼の感想と共にこの記事を終えることにしよう。
Yoshio「え、冬瓜?」
てめぇが言い出したカボチャだろうがッッ!!!!
~ハッピーハロウィン~
執筆:P.K.サンジュン
Photo:Rocketnews24.