(『全領域異常解決室』/©フジテレビ)

30日、『全領域異常解決室』(フジテレビ系)の4話が放送。これまでも一部で議論されていた「登場人物らの特殊能力」に触れるシーンがついに登場し、大きな反響を呼んでいる。

■「縊鬼」事件が発生

同作は、世界最古の捜査機関「全領域異常解決室」(全決/ゼンケツ)の室長代理・興玉雅(おきたまみやび)と同室の新人・雨野小夢(あまのこゆめ)がバディを組み、最先端の科学でも解明できない「不可解な異常事件」を解決していく1話完結のミステリードラマ。

4話では、「取り憑かれると精神を蝕まれ自殺してしまう」縊鬼(いつき)による、東京・大手町で4件連続して起きた「ビジネスマンによる飛び降り自殺」事件の真相に、興玉と雨野が迫っていった。

関連記事:『全決』ヒルコの“正体”がついに判明か? 福本莉子演じる謎の美女に「可愛さが逆に怖い」の声も…

■ヒルコの特殊能力

怪事件の真相を暴くとともに、各事件で犯行声明を出している、「古事記」にも登場する神の一柱・ヒルコを名乗る人物の正体に迫るのが物語の縦軸となっている。3話時点で、ヒルコの正体は謎の巫女・豊玉妃花(福本莉子)がもっとも有力視されていた

彼女には、「空間を歪ませる」「人を溺れさせるように苦しめる」不思議な能力があるように匂わされてきたが、4話では彼女を含めた登場人物達の「特殊能力」が前面に押し出される展開が。

関連記事:『全領域異常解決室』吉村界人に『地面師たち』思い出す声多数 両ドラマに通じる“共通点”も

■ついに特殊能力が明らかに?

全決の非正規職員・デリバリースタッフの芹田正彦(迫田孝也)は、これまでも興玉の望むまま、あらゆる場所にコーヒーや資料を届けてきた。4話では事件の重要参考人のマイカ・バーナル(メラニー・U)が車で拉致された際、芹田は「車の位置を探る」GPSのような能力を発揮し、車の位置を特定する。

また、武術を極めているため特殊能力ではない可能性もあるが、興玉が合気道や手の崩しだけで相手を投げる「空気投げ」のように「相手に触れずに吹き飛ばす」一幕もあった。

そのなかで、ヒルコ説濃厚の豊玉はさらに明確に能力を振るう。カメラに向けて手をかざし「空間を歪めた」ほか、「雨野の顔周りを歪め苦しめる」シーンでその能力を明らかにしていく。

関連記事:『全領域異常解決室』違和感なく“ある映像”流れ… 「普通に本編かと思ったら」騙された視聴者続出

■デリバリースタッフ・芹田の“正体”は…

ヒルコだけでなく、全決サイドも「さまざまな能力」があるのではと示唆された今回の放送。視聴者からは「芹田さん特殊能力持ちだったの!?」「まじで特殊能力ある感じじゃん」と驚きの声があがったほか、「昔の話したり、これだから人間はって言ったり、興玉さん人間じゃない説あるな…」とこれまでの意味深な発言に注目する人も。

また、初回放送から一部で、人気ドラマ『ケイゾク』『SPEC~警視庁公安部公安第五課 未詳事件特別対策係事件簿~』(共にTBS系)に似ていると騒がれていた。

とくに『SPEC』は常人にはない特殊能力(SPEC)が使われた事件をSPEC持ちが集まった未詳事件特別対策係「未詳(ミショウ)」が解決する作品のため、そこから「急になんかみんな能力ある感じ出してきてSPECみたいな回やったな」「いよいよSPECになってきてて面白い」「SPECらしさを感じてきて、ますます好きになってる!」と反響を呼んでいる。

関連記事:『全決』3話の怪現象に… “あれの能力”が脳裏をよぎる人続出「知ってる知ってる」「ジョジョで観た!」

■芹田役・迫田孝也がXでコメント

(文/Sirabee 編集部・サバマサシ