元読売ジャイアンツ用具担当の大野和哉氏がデーブ大久保(大久保博元)氏のYouTubeチャンネル『デーブ大久保チャンネル』に出演。球団経営の費用事情を告白した。

■大久保氏と大野氏がトーク

大久保氏と元巨人選手で引退後、裏方としてチームを支えた大野氏がトークをした今回の動画。

同氏は1軍の用具担当に抜擢されたことについて、「いつかは1軍の用具担当をやりたい、1軍の現場にいたい、行きたいと思っていた。ジャイアンツファンなので」と振り返る。

また、「この先、ものすごく大変だということもつゆ知らず」とつけ加えた。

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■年間のボール代は?

大久保氏が「緊張感があるもんな」とつぶやくと「それもそうですけど、まずオフの間になにをやるかという。球団事務所に行って事務的なこともするんですよ。まず年間の予算を決めます」と大野氏は語る。

さらに「ボールって、年間どれくらいの予算を組むの? 試合も合わせるじゃん。練習と合算するの? どれぐらいなの?」と質問されると「当時は3軍がなかったので、1軍、2軍、試合球も合わせて、予算を出しますね。当時いくらでしょうね、5,000万くらいですかね、ボール代だけで」と明かした。

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■クリーニング代は…

大野氏は「クリーニング代も結構いってましたね。8,000万ぐらいですかね。遠征トラックも結構お金がかかってました。クリーニング代が1番かかってますね」と告白。

また、ユニフォームのサプライヤー契約については「当時はアディダスでした。提供という形を取って、いくらで2年、3年契約をしてそのなかに組み込まれている感じです」と語った。

話を聞いた大久保氏は、驚いた表情を浮かべていた。

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■ユニフォームは契約業者が洗濯

プロ野球選手にユニフォームは球団がクリーニング業者と契約し、試合後回収したうえで洗濯。汚れを落とし、乾燥させたうえで納品をするのが一般的だ。

その費用が語られることはあまりなかっただけに、大野氏のリアルな告白に驚いた動画視聴者もいたようだ。

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■大野氏が球団経営の費用事情を告白
(文/Sirabee 編集部・佐藤 俊治