大谷翔平(MLB公式Xより)
大谷翔平が所属するロサンゼルス・ドジャースが、日本時間10月31日のニューヨーク・ヤンキースとのワールドシリーズ(WS)第5戦に勝利し、世界一に輝いた。しかし、大谷はというと、世界一に貢献したとは言い難い成績だ。
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ご存知、今シーズンの大谷は史上初の50本塁打50盗塁のほか、三冠王まで射程圏内に捉えるほど大暴れ。しかし、ポストシーズンは16試合で61打数13安打、打率.230、3本塁打、10打点と“まずまず”の成績に終わってしまった。
だが、WSだけに限ると1番打者とは思えないほどの成績。第1試合と第4試合に1安打ずつ打っただけで、シリーズ成績は打率.105、0本、0打点、OPS.385だった。
「大谷は日本時間27日、ヤンキースとの第2戦で盗塁を試みた際、左肩を痛め、試合後の検査で亜脱臼だと判明。怪我の影響と言いたいところですが、第1戦は5打数1安打と調子が思わしくないのは明確でした。ポストシーズン初出場のため、この時期にプレーする体力や感覚がなかったのでしょう」(スポーツライター)
シーズン中は好成績に熱狂したファンも《酷い成績だ》《ポストシーズンの成績を見ると、大谷も人間だったということだね》《シーズン終盤は得点圏の鬼とか言われてたけど、ワールドシリーズ見て短期決戦激弱の鬼って印象》など、不甲斐なさを感じているようだ。
世界一達成後、MLB公式は大谷を称える画像を投稿したが、これも虚しさを醸し出している。
Shohei Ohtani.#WorldSeries champion. 🤩 pic.twitter.com/HeGJeQZWKs
— MLB (@MLB) October 31, 2024
大谷翔平が活躍できずにフジテレビがっかり?
しかし、この結果を最も歯がゆく感じているのは、大谷本人でもファンでもなく、フジテレビだという。
「フジはWSの放映権を獲得し、平日朝から『めざまし8』を短縮して生中継したほか、ゴールデンタイムに再放送しました。ところが、肝心の大谷がこの成績では盛り上がるものも盛り上がらず、頼みの綱が切れてしまった」(同)
特に深刻なのは、日本野球機構(NPB)との関係悪化だ。フジは大谷を優先するあまり、国内の野球リーグと対立してしまった。
「ゴールデンタイムの再放送により、福岡ソフトバンクvs横浜DeNAの日本シリーズと丸被りしてしまい、問題視された。NPBは日本シリーズの取材パスをフジから没収。福岡で行われる3~5戦はフジではなく、系列局のテレビ西日本ということで、『フジテレビ』の部分をマジックで塗りつぶしたといいます」(同)
この騒動については《NPBは明らかにやりすぎ。番組を放送する権利はテレビ局にあります》《NPBとしては視聴者を取られるので怒るのは当然。でも人気がある方に視聴者が流れるのも当然》《どこの放送局が何を放送しようと自由だと思う》と問題視する野球ファンも多い。
ドジャースが世界一に輝いたものの、どこかシコリが残る人も多いことだろう。すべては大谷が企画外なことが原因なのかもしれない。