カムコーダーを選ぶ理由とは?カメラマン 10人インタビュー Vol.04 [Camcoder Odyssey-カムコーダの現在値2024-]

■キヤノン XF605 宏哉


なぜカムコーダーを選ぶのか?

レンズ交換無しで広角から望遠をカバー。滑らかなズームワークやフォーカス操作が可能。音声収録のための端子や機能がしっかり備わっている。ENGカメラの機能を小型化したスタイルで、最も思い通りに素早く映像を撮影できる。リハーサルも無く、やり直しの利かない一発勝負の世界ではENGかデジしかない。

使用中のカムコーダーと選んだ理由

キヤノンXF605。レンズのレスポンスが良く、比較的コンパクトで軽量。ボタンやスイッチの配列もシンプルで合理的。レンズ周りの設計が良く、素早いズームから超スローズームまでしっかり行える。光学15倍ズームだが、アドバンスト30x併用でHD撮影では問題なし。

バッテリーの保ちも良く、長時間の撮影や機材を減らしたい海外ロケなどにも最適。画の雰囲気も好ましい。

プロフィール:のべ100ヶ国の海外ロケを担当。テレビのスポーツ中継から、イベントのネット配信、ドローン空撮など幅広い分野で映像と戯れる。

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■ソニー PXW-Z200 松盛俊道


なぜカムコーダーを選ぶのか?

ミラーレスカメラであっても、オートフォーカスとカメラのズーム機能である程度のズームワークは可能だがひと手間かかることがある。カムコーダーはスムーズなズームワークに加え、レンズ交換なしに広角から望遠までの撮影を効率よく行える。

使用中のカムコーダーと選んだ理由

マニュアルフォーカス設定時にタッチパネル式の液晶モニターの任意の位置に触れるとオートでピントが合ってくれる。全ての状況で意図した通りフォーカスが合うわけでもないかもしれないが、マニュアルフォーカス設定なので、フォーカスリングを操作すると意図した部分に瞬時にフォーカスを合わせることができる。また、純正リモートコントロールユニット「RM-30BP」で行っていたことが、モバイルアプリ「Monitor & Control」にて自分のスマホ等でより手軽に行えるのも理由だ。

プロフィール:1979年兵庫県姫路市出身。映像系の専門学校を卒業後、カメラマンとして映像製作に携わる。主に神戸、大阪で活動中。