カムコーダーを選ぶ理由とは?カメラマン 10人インタビュー Vol.04 [Camcoder Odyssey-カムコーダの現在値2024-]

ソニー PXW-Z150 宮原廣一郎


なぜカムコーダーを選ぶのか?

私のメインの仕事は、音楽ライブ・コンサートや演劇など、ステージでの本番公演の収録や配信になります。
その場合、一番大切なのは客席後方からでも舞台上の演者のウエストアップを狙えるくらいの望遠性能と、画角を変える時のズーミングが滑らかであることです。どんな状況でも常に合格点を出せるという意味でも、私の仕事はカムコーダーが必須だと言えます。

使用中のカムコーダーと選んだ理由

私の愛機はソニーPXW-Z150です。舞台の収録は照明がかなり暗い時もあり、ある程度ゲインを上げて運用することが想定されます。1インチセンサーのZ150はゲイン耐性も高いので愛用しております。また、全画素超解像ズームやデジタルエクステンダーでの望遠性能もありがたく、4Kに対応しているところも痒い所に手が届く仕様となっています。

プロフィール:1986年生まれ。会社員をしながら2014年より独学で映像撮影をスタート、2015年にフリーランスとして独立。コロナ以降は配信業にも取り組み、2022年に株式会社ミヤハラナユタを設立。音楽コンサート等の舞台公演の収録・配信をメイン業務としている。

(広告の後にも続きます)

パナソニック HC-X2 あきあかね


なぜカムコーダーを選ぶのか?

カメラバックからカメラを取り出して、SDIなど必要なラインを本体にそのまま挿せる。ミラーレス一眼のようにレンズやNDフィルターなどを装着する必要もない。そのフットワークの軽さがカムコーダー最大の利点だと考えます。

使用中のカムコーダーと選んだ理由

私が使用している機種はパナソニックのHC-X2です。この機種は業務機ではないものの、機能やスペックは他社最新のカムコーダーと同じレベルで有しています。この機種を選定した理由としては、高性能な手ブレ補正や4K60Pが撮れるなど機能面での優位性もありますが、現在使用しているLUMIXミラーレス一眼との色合わせのしやすさを優先しています。結果としてパナソニックらしい自然な色見で撮影できているので、個人的に満足しています。

プロフィール:1977年生まれ。本業の傍ら2020年よりYouTubeにて映像作品や製品レビュー等を発信している。近年では副業として企業VP制作や自治体からの依頼で映像制作や配信業務を請け負うサラリーマン映像作家として活動中。

ソニーPXW-Z190 こんちゃん


なぜカムコーダーを選ぶのか?

スムーズなズームワーク・カメラワークをしたい、というのが1番の理由です。私は舞台・コンサートものやライブ配信などズームワークを使いたい現場でカムコーダーを使用することが多く、見てくださっている方々が作品に集中できるようリング操作が滑らかにでき、かつ臨機応変に対応できるカムコーダーを選んでいます。

使用中のカムコーダーと選んだ理由

私が今愛用しているのはソニーさんのPXW-Z190で、「SDIとHDMI両方同時出力が可能」な点や、広い会場でもしっかり寄れる「光学25倍ズーム」、「可変NDが使える」点などから選びました。加えて自分が同じくソニーさんのILME-FX6Vを所有していて同じバッテリーが使用できる点も、Z190を選んだ理由の1つです。

プロフィール:女性カメラマンとして企業VPをメインに最近は美容関連などの撮影も担当。テレビ番組制作に関わっていた経験から制作部としても活動しており、映像制作にまつわることであれば多岐にわたるご依頼に対応している。

(広告の後にも続きます)

ソニー PXW-Z280 泉悠斗


なぜカムコーダーを選ぶのか?

私がカムコーダーを選ぶ理由は、映像制作の現場で外部出力を行いながらバックアップで長時間の内蔵録画を回しても熱で落ちることもない。そして予想外の動きに対しての素早い動きに即座に対応できる点である。


使用中のカムコーダーと選んだ理由

私が現場で愛用しているのが、ソニーPXW-Z280である。特に、高解像度のフジノン製レンズを搭載している点や、フルマニュアルの3連リングに加え、フォーカスリングを前後にスライドするだけで、オートフォーカスと、フルマニュアルフォーカスを簡単に切り替えることができ機動力が高いのが気に入っている。

プロフィール:1996年生まれ。2019年より富山県に本社を構える神成株式会社にて、映像事業を主とした「AVC事業部」を創設し事業部長に就任。富山県を拠点としながら全国で映像制作を行い、富山県主催の移住促進番組、eスポーツイベントなど、企業から官公庁までの映像制作を幅広く手掛ける。