“吉本新喜劇65周年ツアー”岡山公演にまさかの鶴瓶登場で大興奮! 「70年、100年を目指してがんばっていただきたい」

今年、65周年を迎えた吉本新喜劇は、7月の東京公演を皮切りに全国ツアーを実施中です。10月27日(日)には岡山公演が行われ、会場の岡山芸術創造劇場 ハレノワに間寛平GM(ゼネラルマネージャー)や酒井藍座長らが登場。まさかのスペシャルゲストとして笑福亭鶴瓶が出演し、大いに盛り上がった公演の様子をお届けします。


出典: FANY マガジン

鶴瓶の登場に拍手と大歓声!

会場には、早い時間からたくさんの観客が詰めかけ、入場を待つ行列ができていました。開場後には2階ロビーの新喜劇グッズ販売コーナーは人だかり。3階ロビーには「ヒストリーパネル」や「ギャグ図鑑パネル」、寛平GMや座長の等身大パネルがあり、多くのお客さんが写真撮影をしています。

前説には“岡山県住みます芸人”の江西あきよし、ハロー植田が登場。元気いっぱいのトークで会場を温め、お客さんとの拍手の練習でしっかり笑わせると、いよいよ公演スタートです!

まずはネタの時間から。トップバッターのコロコロチキチキペッパーズ(ナダル、西野創人)から、おいでやす小田、金属バット(小林圭輔、友保隼平)、月亭方正、笑い飯(西田幸治、哲夫)が会場を爆笑に包みます。

そしてお待ちかねの新喜劇へ。この日のタイトルは「アイ・マイ・ミー アヘアヘウヒハー ユーは誰!?」です。

母親(末成映薫)といっしょにホテルへやってきた大金持ちの女の子(酒井藍)は、うるさい母親の目を盗んで友だちと出かけてしまいます。続いてホテルに現れたのは、借金取りに追われた女の子(酒井、2役)。自分が大金持ちの女の子とそっくりなことを知り、なりすますことで借金を帳消しにしようと考えますが、実は2人の間にはただならぬ因縁が……。


出典: FANY マガジン

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序盤から寛平GMや末成、川畑泰史の鉄板ネタ、森田まりこのゴリラ、松浦真也のギター、今別府直之の乳首ネタなど、おなじみのギャグが連発。岡山の名産品が劇中のセリフに登場すると、会場は大盛り上がりです。

そして舞台の中盤、迷子になったホテル客の役で鶴瓶が登場! 会場から大歓声と拍手が起きます。さっそく「(舞台袖で)見させてもろうてたけど、俺いらんやん!」とボヤく鶴瓶ですが、酒井から「めっちゃファンです、握手してください」と迫られると、握手をしてすぐに手を拭くボケで笑わせました。


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酒井藍「鶴瓶師匠も来てくれて本当にスペシャル」

今回の出演のきっかけは、酒井が以前、鶴瓶が主宰する「帝塚山 無学の会」に出演した際、65周年ツアーについて話したところ、鶴瓶が「俺行こか?」と言ってくれたとのこと。

再び鶴瓶が「俺も芝居で出ると思ってたのに……」とボヤくと、酒井は「師匠は笑福亭鶴瓶という役です」と告げます。会場を見渡した鶴瓶は改めて「すごい人、入ってんなぁ」と感心し、客席に手を振りました。


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寛平と鶴瓶のトークは2人が出会ったころの話に。かつて鶴瓶が所属する松竹芸能と吉本興業は仲が悪かったと振り返りながら、寛平は当時から「鶴瓶とは仲よかった」と語ります。

以前、鶴瓶がテレビ局を出入り禁止になったエピソードを語る一幕も。鶴瓶が「なんであんなんしたんやろ?」と反省する様子に会場は大爆笑です。2人の思い出について聞かれると「ないです」と口をそろえるなど、終始、寛平と鶴瓶は息ぴったりでした。


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出番が終わって舞台を降りた鶴瓶は「横(舞台袖)で見てたら、役をするのか、鶴瓶で出るのか、わからへんかったんですけど、出て行ったらお兄さんも藍ちゃんもいてたし。(新喜劇の舞台は)どんな素人でもウケるようになってます」と手応えを語ると、「これからも70年、100年を目指してがんばっていただきたい」とエールを送りました。

笑いたっぷり、感動もしっかりの新喜劇はもちろんハッピーエンドでフィナーレ。カーテンコールでは全員が改めて舞台上に並び、会場へ挨拶しました。

寛平が感謝を伝えると、酒井も「本当にありがとうございました! 鶴瓶師匠も来てくれて本当にスペシャル回になったなと思います。岡山大好きやで!」と叫び、会場から拍手が起こります。最後は再び寛平が「また来ます!」と手を振って幕が降りました。


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