松田聖子(C)週刊実話Web

アイドルの警備が今よりユルかった昭和の時代。彼女たちはファンから直接、狙われることもあった。本人たちが本誌に語った恐怖の瞬間とは?
【昭和57年4月22・29日合併号掲載『人気スター8人の体験告白』年齢・肩書等は当時のまま(一部表現を訂正した箇所があります)】

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デビュー当時、たのきんトリオの田原俊彦との“仲”がトヤカク騒がれ、それも一段落したと思ったら、今度は「郷ひろみと結婚するんじゃないか」といわれたり、なにかと話題の松田聖子。

そんな聖子は、電車の中で痴漢に襲われた経験があるという。

福岡県久留米市から上京した直後のことだ。

「デビューする前だったんですが、小田急線の電車に乗り、ドアの近くに立っていたんです。 電車は、ギュウギュウ詰めというほどではなかったんですが、うしろからおシリをさわられて…。もう、ゾッとして身の毛がよだつ思いで、とてもイヤでした。で、立っている場所を移動したんですけれど。それからは、電車に乗って混んでいるときでも、ドアのそばには立たないようにしています」

「もしものときに備えているの」

もともと「用心深いほうだ」と本人は自慢する。

「わたし、寝るときはパジャマなんです。ネグリジェだと、寝相が悪いのでまくれてしまって…。もちろん、寝ているときはダレにも見られないんだけど、もしものときに備えているの」

聖子チャンを狙う連中は、電車にしかいないわけじゃない。

テレビ局に押しかけるファンにまじって、ドサクサにまぎれて…なんてこともあるかもしれない。

人気者は、気の休まるヒマもないネ。