浅野ゆう子 (C)週刊実話Web

アイドルの警備が今よりユルかった昭和の時代。彼女たちはファンから直接、狙われることもあった。本人たちが本誌に語った恐怖の瞬間とは?
【昭和57年4月22・29日合併号掲載『人気スター8人の体験告白』年齢・肩書等は当時のまま(一部表現を訂正した箇所があります)】

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“セクシーギャル”として名をはせている浅野ゆう子は、日本人離れしたスラリとした脚線美が、ヤングばかりでなく中年族にも大モテ。

そんなゆう子が怖い目に遭ったのは、地方巡業の楽屋。コンサートで熊本へ行ったときに、のぞかれてしまったのだ。

会場の楽屋の窓は、かなり高いところにあった。

安心してステージ衣装を着替え終わって、何の気なしに窓を見上げたとたんに悲鳴を上げた。

「キャーッ!」

目を皿のようにした男の顔が三つ。ゆう子の悲鳴で、のぞいたほうもビックリだ。

ポスターが次々と盗まれる人気者

ガラガラッ、ドッシャーンと、ものすごい音を立てたので、マネージャーが飛び出してみたら、窓の下に積んであったドラム缶が三本、ゴロゴロと転がっていた。

“出歯亀”たちは逃げ足が速く、すでに影さえなかったが、ドラム缶を足場にして、ゆう子のスッポンポンをモロに見てしまったというわけ。

ロングドレスの肩ヒモをズリ落とし、太モモもあらわなポスターが次から次へとハガされているが、この不届き者たちは実物を拝んだというのだ。

一時は水谷豊、国広富之、松崎しげるなどと浮名を流したゆう子は、このごろ一段とセクシーさを増している。

その肉体のすべてを目に焼きつけたとは、なんともうらやましい…いや、けしからん連中だ。