【DRAGONGATE】暴走・ダンプが圧勝も…引退控える市川にエール 「第2の人生も負けずに頑張れ」

『THE GATE OF DESTINY 2024』大阪・エディオンアリーナ大阪 第1競技場(2024年11月3日)
復活!!このまま市川暴走十番勝負・第6戦 ○ダンプ松本vsこのまま市川×

 大暴走を見せたダンプが市川に圧勝。試合後、来月に引退を控える市川に「第2の人生も負けずに頑張ってください」とエールを送った。

 ベテランの市川は12・17後楽園大会での新日本・棚橋弘至戦で引退することが決定済み。引退に向けて「復活!!このまま市川暴走十番勝負」を重ねているが、この日はその第6戦として、女子プロレス界のレジェンドで、Netflixで配信中の『極悪女王』で改めてフューチャーされたダンプとの一騎打ちに臨んだ。

 ダンプは堀口元気、望月成晃、吉田隆司が作った騎馬に乗って入場。ドン・フジイならぬフジイ四郎が悪役レフェリーとして試合をさばくことになった。

 ダンプはいきなり竹刀で市川を暴行。市川は負けじとステッキを持ち込もうとするが、フジイにへし折られてしまう。ダンプは場外戦に持ち込むと、セコンド陣とともに市川を引きずり回し、しつこく暴行した。

 流れを変えたい市川はカンチョーで一斗缶を強奪。逆にそれで殴りつけようとするも、またもフジイが介入して奪い返す。それでも市川はダンプの一斗缶攻撃をフジイに誤爆させて、再度奪い取ると、ダンプにも食らわせた。

 ようやくチャンスを掴んだ市川だったが、フジイは超スローカウントでダンプをアシスト。猛抗議した市川に対し、復活したダンプは一斗缶を脳天に振り下ろして制裁。ラリアットからボディプレスを落とすと、フジイは高速で3カウントを数え上げて、あっと言う間に試合終了となった。

 試合後、ダンプはマイクを持つ。「大阪の皆さん、こんにちは! いっぱい入ってるのう。DRAGONGATE初めて出させていただきました。ありがとうございます」とあいさつする。「あれ? 辞めちゃうヤツは。もう帰ったの? お疲れ様でしたって言おうと思ったのに。あのうすらバカが」と不満を漏らすと、斎藤了GMに連れられて、すでにバックステージに下がっていた市川が慌ててリングに戻ってきた。

 ダンプは「大してやってねえのに帰るなよ」と怒りをぶつけながらも、「来月引退だね。お疲れ様でした。第2の人生も負けずに頑張ってください。たぶんプロレス界よりつらいことが多いと思う。人間関係大変だからな。負けずに頑張れ。今みたいにさっさと逃げるなよ」と引退を控える市川に実感タップリのエールを送った。