【DRAGONGATE】ダイヤが同門・田中返り討ちでブレイブゲート熱戦V3

『THE GATE OF DESTINY 2024』大阪・エディオンアリーナ大阪 第1競技場(2024年11月3日)
オープン・ザ・ブレイブゲート選手権試合 ○ドラゴン・ダイヤvs田中良弥×

 ダイヤがD’Courageの同門・田中を熱戦の末に返り討ちにし、ブレイブゲート王座V3に成功した。

 ブレイブゲート王者のダイヤは7・21神戸ワールド大会で豹からベルトを奪うと、NOAHの宮脇純太、JACKY KAMEIを下してここまで2度の防衛に成功。着実に実績を重ねてきた。V3戦の相手はD’Courageの同門・田中だ。田中は以前からブレイブ王座に興味を示していた。10・13神戸大会でドラゴン・キッドと15分時間切れ引き分けとなった田中を見て、ダイヤが次期挑戦者に指名し、今回の一戦が実現した。

 2度目のブレイブ王座挑戦となる田中はトペコンヒーロで先制したもののの、引かないダイヤもケブラーダでペースを奪い返す。新日本プロレス参戦も経て、さらに実力を増しているダイヤは、盤石の試合運びで田中を攻め立てた。

 田中も得意の空中殺法を連発して挽回。ダイヤが雪崩式アストロシザースを繰り出しても、直後に雪崩式スパニッシュフライを敢行して譲らず、そのまま打撃戦になだれ込むと、勢いに乗った田中はハンドスプリング式飛びつきダイヤモンドカッター、フィッシャーマン式ネックスクリュー、スイング式DDT、バズソーキックと怒とうの猛攻に出る。

 防戦一方のダイヤはキリモミ式ダイビングセントーンを自爆させると、ダブルコークで逆転。田中は必死に肩を上げると、続くDDDDTを回避し、丸め込み合戦であわやの場面を生み出す。ダイヤも延髄斬りや飛びつきDDTを返したものの、田中の新兵器クロスセイバー(リバースDDTの体勢から繰り出す回転式フェイスバスター)がさく裂した。

 しかし、ダメージを引きずり、すぐさまフォールできず、決定的なチャンスを逃す。直後にダイヤはバズソーキックをキャッチして、エンドオーバーから再び攻勢。DDDDTで突き刺すと、なおも粘る田中をレプテリアンラナで仕留めた。

 急成長を見せている田中の猛攻を受け止めたうえでダイヤが返り討ちに成功し、ブレイブゲート王座V3達成。同門対決を制して、さらにブレイブゲート王座の価値を高めたダイヤは、笑顔を振りまき、大きな拍手の中で爽やかにリングを去っていった。