『THE GATE OF DESTINY 2024』大阪・エディオンアリーナ大阪 第1競技場(2024年11月3日)
敗戦ユニット解散 6人タッグ3WAYマッチ ○箕浦康太&ISHIN&ジェイソン・リーvsBen-K&Riiita&望月ジュニアvsルイス・マンテ&JACKY KAMEI&豹×
BIG HUGがZ-Bratsに敗れてユニット解散が決定。さらに、Ben-Kが「GOLD CLASSも解散する」と突然発言したものの、豹が待ったをかけた。
敗者ユニット脱退マッチなどを経て、抗争が激化する一方のZ-BratsとGOLD CLASS。それがBIG HUGにも飛び火し、10・13神戸大会では対Z-BratsでGOLD CLASSとBIG HUGの共闘が実現した。しかし、結果は仲間割れ。Z-Bratsのシュン・スカイウォーカーが両ユニットに解散を迫ると、激しい舌戦となって大混乱に。そこで斎藤了GMの判断により、ユニット解散を懸けての勝ち抜けルールによる6人タッグ3WAY戦が行われることになった。
GOLD CLASSとBIG HUGは改めて共闘に同意しており、Z-Bratsを解散させるべく序盤から共同戦線を張る。だが、試合が進むに連れて共闘が機能しなくなり、リング上はさらに大混戦に。
そんな中で先に勝ち抜けたのはGOLD CLASSだった。悪らつファイトを続けるジェイソンの急所攻撃を受けたRiiitaの動きが止まったものの、続く鉄板攻撃はBIG HUGの豹が阻止。奪い取った鉄板をジェイソンの脳天に振り下ろして援護射撃すると、すかさずBen-Kがスピアーを叩き込んで、ジェイソンを沈めた。豹の援護を受ける形で、GOLD CLASSが勝ち抜けに成功する。
あとがないZ-Bratsは、KAMEIにこれでもかと大技を連発。だが、救出に飛び込んだ豹が箕浦相手に大奮闘を見せる。その豹が劣勢に陥ると、恩返しとばかりにGOLD CLASSが乱入し、BIG HUGとともに連続串刺し攻撃で箕浦に叩き込む。KAMEIがトルニージョで他のZ-Brats勢を分断すると、Ben-Kのスピアー、豹のHuntingが連続して箕浦に決まった。
勝負あったかと思いきや、ジェイソンがレフェリーの足を引っ張ってカウントを妨害。無法地帯となると、ISHINがパウダー攻撃を豹に浴びせる。粘りに粘る豹はサムソンドライバーやKAMEIばりのジャックナイフ式エビ固めで猛抵抗を見せるも、箕浦は沈まず。逆にガングからGolden Roseにつなげて、豹を葬った。
この結果を受けて、BIG HUGの解散が決定。豹とルイス・マンテのタッグから始動してわずか1年でその活動に幕を下ろすことになった。
Z-Bratsの面々はBIG HUGの解散決定に高笑い。箕浦は「おい、BIG HUG、これが現実だよ。お前らみたいなたった3人だけのユニットなんて、俺らの前では無力なんだよ。弱いんだよ。何もできないんだよ。勝った俺たちZ-Bratsこそが真のユニットだよ」と勝ち誇り、「BIG HUG、てめえらは今日で解散だ。どうせ全国の女豹ちゃんが来てるんだろ。今日でこいつらはおさらばだ」と捨てゼリフを残して、意気揚々とリングを去っていく。
呆然とするしかないBIG HUGの前に立ったBen-Kは「おい、BIG HUG。お前たちだけを悲しませるわけにはいかない。今日で俺たちGOLD CLASSも解散するよ」と突然の解散宣言。ジュニアとRiiitaもBen-Kの言葉に頷いた。
しかし、豹はストップをかける。「おい、ちょっと待て、Ben-K。そんなこと言ったら、この試合やった意味なくなるじゃねえか。もうどんだけ泣いてもわめいても結果は覆らないんだよ。お前らがこの試合の勝者で、俺たちBIG HUG3人が負けたから、今日ここで解散するんだ。結果は決まってんだよ」と潔く敗北を受け入れると表明する。そして、「解散なんて口が滑っても言うんじゃねえよ。お前らGOLD CLASSの3人のことを愛してくれるたくさんのファンがいるんだろ。まだまだお前ら全国全世界を回って、夢と感動を届けなきゃいけないだろ」とBen-Kを説得し、「ここで生き延びるのもGOLD CLASSらしくていいじゃないか。お前たち3人はこの過酷な試合を勝ち抜いたんだ。胸張って3人でGOLD CLASSとしてこれからも頑張っていってくれ」と激励した。
ひとまず豹の説得で、GOLD CLASSの解散は一旦棚上げとなったが、BIG HUGの解散は確定した。B×Bハルクの離脱を受けて、GOLD CLASSのメンバーが3人となり、ユニットとして岐路を迎えているの確か。他のZ-Brats、NATURAL VIBES、PARADOXの動きも気になるところで、ユニット抗争は風雲急を告げる展開となった。
