睡眠時に見る夢を媒体として用いる、夢占い。手軽にできるため、活用している方も少なくないでしょう。
でも、「あんなの当たらない」「どうせ根拠もない」という声を聞くと「使わない方がいいのかな?」と不安になることもあるはず。
今回は、夢占いは当たらないのか?根拠はあるのか?結局使わない方がいいのか?という問いについて詳しく解説します。
併せて、夢占いの適度な活用方法についても解説するので、ぜひご活用くださいね。
夢占いは当たらない?やめたほうがいい?
結論を先に申し上げましょう。「他の占い同様、適度に活用すればOK。むしろ適度に使えば毎日を充実させられる」です。
特に「他の占いに比べて、根拠が薄い」という考えはむしろ早計といえるでしょう。
また「ハマったら怖い」という考えも、他の占いにも適用されるもので、夢占いに限ったものではありません。
せいぜい「情報集めも簡単で自分で読み解ける分、ハマり過ぎて日常生活をおろそかにしなければOK」といったところです。
本当にデタラメで科学的根拠がないの?
もし、夢占いを完全なデタラメというならば、他の占いもデタラメということになるでしょう。
たとえば西洋占星術。科学的な根拠といえば「惑星・恒星はこの軌道をこの速さで移動する」程度でしょう。
でも、読み解きの内容は、古代からのデータの蓄積。この点は、夢占いも同じです。また、古代エジプト等において、結果が政治に使われてきた点も変わりません。
易占いも、亀の甲羅を焼いた時に現れる偶発的な図案を読み解いたものが元。それでも、政治に重んじられてきた歴史を持ちます。
そう、洋の東西を問わず、占いは「根拠よりも結果」を重んじてこられた背景があるもの。夢占いも同様です。
なお、心理学にはフロイトやユング、アドラー等が提唱した「夢分析」があります。より科学的にというならばこちらを用いるのも手でしょう。
一方、最近の脳科学の研究では「夢が夢主に、素晴らしいメッセージを伝えてくれることもあり得る」という結果が出つつあります。
当たる確率はどれくらいと思っておけば?
当サイトが見た夢の種類別に、どれほど夢の内容が当たっていたか?調査したデータがあります。
一般的には凶夢とされるハゲる夢を見たあと、良くないことが起こった割合は、62%。吉夢とされるうさぎの夢を見たあと、良いことが起こった割合は67%。
吉凶混合とされる、犬を飼う夢については変化がなかった層が32%。あとの良いことが起こった、悪いことが起こったと答えた割合はそれぞれ10%台後半で拮抗しました。夢の種類別にみれば、当たる確率は高めといえるでしょう。
ただ、どうせ活用するならば当たる確率を上げたいと思うのは当然のこと。当たりやすい人、というのは存在します。
「占いを楽しみながら受け入れられる人」「自分と占い結果を冷静に照らし合わせられる人」。こういった人が、夢占いの当たりやすい人です。
つまり、深刻になりすぎず、自分を見つめるツールとして、夢占いを使える人ならば、当たる確率をアップさせられるといえます。
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夢占いとの適度な付き合い方
先の項目で「占いを楽しみながら受け入れられる人」「自分と占い結果を冷静に照らし合わせられる人」は、夢占いの当たりやすい人とお伝えしました。
これだけでも、夢占いとの適度な付き合い方を掴めたという方は少なくないでしょう。ただこれは、どんな占術にも応用できるもの。
ここからは「夢占いだからこそ」というところを中心にした、適度な付き合い方をご紹介しましょう。
良い暗示・悪い暗示が出た時の考え方もご紹介しますよ。
信じる信じないよりも参考に
「当たるも八卦、当たらぬも八卦」という言葉があります。これは占い全般に使われるもの。「当たったとしても、当たらないにしてもしょせん占いだから気にしすぎない」ということですね。
先にお話しした通り、科学的根拠が薄いのは夢占いに限りません。ですが、ずっと愛されてきた背景があります。
それには当たる当たらないに限らない「占い師に話を聞いてもらえる」という安心感もあるでしょう。また「様々な情報を受け取れる」という側面もあるはずです。
そう、日常生活を淡々と過ごす中では得られない情報を得られることは、占いの醍醐味。まして夢占いならば、専門店を利用しなくても、情報さえ得られれば自分で読み解くこともできます。
結果もあくまで、情報にすぎません。それを受け取ったうえで「注意力散漫になってるみたいだから、書類のダブルチェックはしておくか」と小さな行動に移す。
こうした「参考にする」程度が、適度な接し方といえるでしょう。
夢占いを気にしないほうがいい場合
特に不安や恐怖心が強い時や疲れている時、とんでもなく忙しい時に見た夢はこれに該当しやすいもの。あまり気にしすぎないに限ります。
なぜかというとこれは、不安や恐怖心を整理し、心身を守るために、脳が見せている「お掃除・整理の夢」に過ぎないからです。逆に気にしすぎると、さらなる不安を煽り、心身の不調を招きかねません。
たとえば、あなたが「この仕事に失敗したら、うちの会社は本当にヤバい」と何日も恐怖心を抱えていたとしましょう。
これに耐えきれなくなったら、心身に大きな不調が出かねません。そうなる前に脳は、あなたの恐怖心を処理しようとします。
この時に見たのが悪夢ならば「悪いことの予兆?」と思うのは当然のこと。でも実はお掃除に過ぎないのです。むしろ、放っておいた方が、脳も楽に仕事できるでしょう。
なお、夢の種類を見分けづらい場合は当サイト内の「夢占いとは?夢の種類と正しい向き合い方」を参考になさってください。
良い暗示がでたときの考え方
まずは「幸運、ありがとう!」と感謝をしておくと良いでしょう。これは何にでもいえることですが、感謝することがさらなる運を呼び込むとされます。
減るものではないので、幸運に対して以外にも、感謝したいことがあればしておくと良いでしょう。これはある種、調子に乗ってしまうことも防げます。
人間誰しも、多少は調子に乗ってしまう瞬間があるもの。でも、実際には好調な時ほど、謙虚かつ控えめな態度を貫ける方が、周りからの人望も得やすくなります。幸運に溺れすぎない、という意識を持つと良いでしょう。
また古来から「吉夢は人に話さない方が良い」と言われます。つまり「良い夢を見た、こんな暗示らしい」ということは他言無用ということ。
実際、今の世の中でも良いことを話すと「え?自慢?」と誤解されることもありますね。
そんなことを防ぐためにも、黙っておきましょう。黙っておいた方が幸運を自分に貯めておける、というおまけもついてきます。
悪い暗示がでたときの対処法
対処法は3つあります。まずは、人に話すのがおすすめ。「忘れよう」と自分の中で処理しようとすると、嫌なイメージが想いが意識にこびりつきやすくなります。
これは、夢に限らず何でもそう。人に話して共有することで「はい、終わり!」と区切りをつけ、とらわれずに済むようになるでしょう。
2つめは「その夢を見たもとになっている何かと向き合う」。たとえば見た夢の意味が「恋人に対する依存心が強くなっている」だったとしましょう。
まずは、依存的な行動をやめる。根本的な不安を手放す。こうすれば、依存が原因で恋人と揉めることを防げるでしょう。どんな夢も、向き合うことで根本から現状を変えられるはずです。
3つめはおまじないを試すこと。特に、不安や疲れが夢になっていたり、繰り返し嫌な夢を見る時に活用したいものです。
1番簡単なのは、3回枕を叩くというもの。手を動かすことで、脳を意識的に制御し、悪い夢を見づらくなるといわれます。