天才中学生が「天才だ!」と尊敬する人物とは?
──苦手で「8」……? ということは他はすべて「10」!?
そうですね、たまに「9」になることもありますが。
──ほぼマックスですね! 苦手なことってあるのですか?
体育は本当に逆上がりもできないし、走るのも遅いしでダメなんです……。あとは音楽も。楽器とかはまだマシなんですけど、歌うのがダメで、本当に音痴なんですよ。たまに家で気分よく歌っていると、親に「すごい音痴だね」って言われるレベルで(笑)。
──克服してやろう! と燃えることはないんですか。
歌はもう……諦めています(笑)。
──学校のクラスではどんなポジションですか? 学級委員をやったりなんかもしているのでしょうか。
学級委員はやらないんですけど、結構勉強を友だちに教えるとか、そういうのはよくありますね。
──周りの友だちと比べて、自分が変わっているなと思うことはありますか?
5歳年下の弟がいるのですが、弟が好きすぎなところとか……(笑)。友だちとかは、「兄弟が本当に嫌!」とか言ってるんですけど、私はまったくそんなことなくて、むしろ好きすぎて、追いかけているぐらいです(笑)。
弟はツンデレで、結構つれないことも多いんですけど、大きい兄弟喧嘩とかほとんどしないし、いざというときはすごいかわいくて懐いてくれたりもするので、めっちゃ仲いいです。そこはちょっと変わっているかなとは思いますかね。
──最近関心をもったニュースはありますか?
10月に入ってもまだ30℃を超えるような暑い日があったりすると、やっぱり地球温暖化が進んでいて、この先もどんどん上がっていくことを思うと怖いなと感じますね。気象予報士試験を勉強する中で天気の仕組みとかを習ったこともあって、暑くなるって本当に怖いと思います。
──勉強が日々の関心ごとに直結しているんですね。気象予報士を13歳で合格して、世間では花凜さんを“天才”と評する声もあがっています。そんな花凜さん自身が、「この人天才だな」と感じる人は誰でしょうか?
伊沢拓司さんです。クイズ番組が好きで見ているのですが、頭の回転が早いし、考察の仕方とかもすごくて天才だし、尊敬しています。
(広告の後にも続きます)
これからしていきたいことは女優と……
──伊沢さんと共演されたことはありますか?
はい、以前、ロケでご一緒させていただいたことがあって、そのときにカメラが回ってないところでもすごく優しかったんです。あとその日は、「収録が終わったらサイン欲しいです」とお願いしていたんですが、ロケが押しちゃって、結局もらえないままになっちゃったんです。
忙しいし仕方ないことだなと思っていたんですけど、その後、事務所にサインが送られてきたんです。伊沢さんが覚えてくれていたっていうのがすごい嬉しかったし、ビックリしました!
──将来は女優になりたいとも話していましたよね。きっかけとかがあるのでしょうか。
以前、『二月の勝者-絶対合格の教室-』(日本テレビ系、2021年放送)というドラマに出させていただいて、そのときに主演の柳楽優弥さんとか井上真央さんとか、周りの役者さんが本当にすごくて憧れるようになりました。
それに、チームみんなで1つの作品を作り上げていくというドラマの現場がすごく楽しかったので、私もこの世界で頑張ってみたいなって思ったのがきっかけです。
──女優にクイズ番組に気象予報士にと、選択肢はいっぱいですが、今後、どのような活動をしていきたいですか?
まずはやっぱり女優を目指すために、演技とかの練習をして、ドラマとか映画に出られるようになりたいなって思っています。でもやっぱりお笑いも好きなので、バラエティ番組にも出たいですし、もちろんクイズ番組にも出てみたいしで、やりたいことはいっぱいあります。
あとはせっかく気象予報士の資格を取れたので、自分と同じくらいの若い世代にもわかるように、学生目線で天気を伝える仕事もできればと思います!
#1「小5くらいからこ毎朝5時起きで勉強」はこちらから
取材・文/集英社オンライン編集部 撮影/村上庄吾