合格率約5%と言われる難関の国家試験・気象予報士試験に13歳という若さで合格した中学2年生のタレント・山田花凜。クイズ番組などでもその頭の良さを発揮しているが、ふだん、いったいどれほど勉強をしているのだろうか。本人にインタビューをすると、驚きのタイムスケジュールが明らかになった。(前後編の前編)
気象予報士試験を受けようと思った理由
──まずは気象予報士試験の合格おめでとうございます!
山田花凜(以下同) ありがとうございます!
──試験には実技などもあるそうですが、緊張はしましたか?
緊張はしたのですが、実技が始まるのは午後だったので、お昼に母親とおいしいご飯を食べて紛らわせていました(笑)。試験が終わったあとは友だちと夏祭りに行く予定だったので、それもモチベーションになりましたね。
実は母親から、「試験がうまくいかなかったら早めに帰っておいで」「うまくいったら、長めにいていいよ」と言われていたので、たくさん遊ぶために頑張りました(笑)。
──そもそもなぜ今回、気象予報士の試験を受けようと思ったのでしょうか?
小さい頃から、ペットボトルで雲を作る実験とか、天気のクイズを親に出してもらったりとか、天気の話をよくしていて関心がありました。なので、いつかは取りたいなと思っていたんです。そこで、中学に入ったタイミングで試験を受けようと決意をしました。
──子どものころから天気の話を!? では中学から試験に向けて勉強を始めた感じでしょうか?
そうですね。中1のゴールデンウィークくらいからだったと思います。母親も気象予報士の資格を持っているのですが、母親が教えてもらっていた先生と同じ方に教えてもらおうってなったんです。それで、中2の夏ぐらいまで、1年4ヶ月ぐらいの間、勉強していました。
──中学受験もされたそうですが、受験が終わってすぐにまた新しい試験に向けて勉強を重ねていったんですね。普段の学校でもレベルの高い勉強をされていると思いますが、両立は大変ではありませんでしたか?
結構私は夏休みとか冬休みとか、長期の休みにガーッと追い込んで勉強をするタイプなんです。今回は試験の直前にも長期休みがあったので、両立をすることができたんだと思います。
あとは学校の前とか、帰った後とかにも普段から勉強をする習慣をつけておきました。朝5時ぐらいに起きて勉強したり、帰った後の2、3時間ぐらいを勉強したりとか。
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朝5時に起きても勉強 眠くならない秘訣
──朝5時に起きて勉強をしているんですか!? 朝の勉強時間は具体的にどれくらいなんでしょう。
受験をして入った学校なので、通学にかなり時間がかかるため、それほど多くの時間が取れていないですね。1時間とかそれくらい……。それでもやらないと! と思って続けました。
──1時間でも朝から勉強するなんて凄いです。それで7時半とかそれくらいに家を出る感じで?
いや、6時半くらいには家を出ていますかね。
──そんなに早いんですか。
通学に結構時間はかかってしまうし、授業が始まる時間も早いので、割と早めに出るよう心がけています。だから、朝は1時間ぐらいしか勉強できないという感じなんです。
──朝5時に起きるという習慣ですが、これは平日は毎日ということでしょうか?
平日だけでなく、休日も含めて基本的に毎日です。中学受験の勉強を始めたときから朝5時に起きるというルーティーンができたので、その流れを生かして気象予報士試験の勉強につなげていきました。
──ということは小学生のときから朝5時に起きて勉強を……! 中学受験の勉強はいつから始めましたか?
小3から塾に入って、本格的に勉強が始まったのは小4くらいからでした。朝5時に起きるという習慣をつけたのは、小5くらいからだったと思います。
──試験が終わった今も、この習慣は続けていますか?
そうですね。でも最近はいったん、試験が終わったということで、5時に起きても勉強はあまりしていません。中学に入って料理にハマったので、自分のお弁当を作るために早く起きている感じです。
──そんなに朝が早くて、単純に眠くなることはないんですか?
夜は10時くらいには寝ているので、眠くなることはあまりないんです。親にも睡眠はしっかりとれて言われているので。
──夜10時に寝る中で、学校から家に帰ったあとも2~3時間勉強しているんですよね。
でも、学校から帰ってすぐにはなかなかやる気にならないので、お笑いとか見てのんびりして、「よし、やるぞ!」という気分になったら、ご飯までの2、3時間勉強するという感じです。それでそのあと、余裕があったらまた1時間勉強するとか。