笑いあり謎解きありの“イマーシブ”吉本新喜劇で観客が没入体験!! アキ「新しいことに挑戦するのは楽しい」

よしもと祇園花月が休館中の期間限定(11月2日~9日)で、ヒューリックホール京都で『よしもと京都・河原町劇場』公演を開催中です。ここでは、若手からベテランまで揃うネタ披露だけでなく、いつもとはちがう体験型の新喜劇『イマーシブコメディ」を上演。観客が新喜劇に参加しているかのような“没入感”を味わえると同時に、謎解きも楽しめる新たなエンターテインメント体験の様子をレポートします。


出典: FANY マガジン

新喜劇に参加するお客さんをその場で募集!?

イマーシブとは、“没入感”を意味する言葉。近年、テーマパークやゲーム、演劇などさまざまなジャンルで、観客が当事者となって楽しむ“没入型エンタメ”がトレンドになっています。

3連休初日の11月2日(土)は、あいにくの雨模様ながら、たくさんのお客さんが“河原町劇場”を訪れました。まずは人気芸人たちのネタからスタート。トップバッターの空前メテオ(大門正尚、茶屋)から、黒帯(大西進、てらうち)、エグスプロージョン(おばらよしお、まちゃあき)、スーパーマラドーナ(田中一彦、武智)、笑い飯(西田幸治、哲夫)が珠玉のネタを披露して、客席は大盛り上がりです。スーマラ・田中が、ネタ中に客席をぐるりと1周するとお客さんは、拍手で大喜びでした!


出典: FANY マガジン

休憩を挟んで、いよいよイマーシブコメディ『劇団花月、殺人事件!犯人はお前だ!』がスタート。まずは上演前に、新喜劇に参加してくれるお客さんを客席から募集します。その中のひとりは、劇中の重要な役を担当するそうですが、何をするのかは明かされません。参加者には小道具が手渡されます。

本番が始まると、ステージ上に劇場支配人(もじゃ吉田)と劇場スタッフ(重谷ほたる)が登場。そして、京都を中心に活動中の「劇団花月」による時代劇が始まることが告げられ、団子屋のセットの前で舞台がスタートします。花魁(井上安世)と遊郭で働く男(新名徹郎)が駆け落ちをして、団子屋の店主(森田展義)がかくまいます。


出典: FANY マガジン

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謎解きだけでなくギャグにも参加!!

しかしこの芝居中に殺人事件が起きて、舞台は一時中断……。駆けつけた刑事(今別府直之)や出演者、お客さんが協力して犯人を捜します。

途中、今別府が客席に降りてお客さんを事情聴取する一幕も。さらに会場内やロビーに隠されたヒントをもとに謎解きをしたり、ギャグに参加したりと、子どもも大人も一緒に楽しめる一体感が新鮮です。

そして、お客さんが舞台に上がり、スパッツ姿の怪しい人物(アキ)のアドリブに翻弄されながらも、座員との絡みを間近で体験します。


出典: FANY マガジン

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事件が解決し、エンディングで浅香あき恵は、「“イマーシブ”の意味もわかってなかったけど、やってみてわかりました!」と満足げな表情。もじゃは、「お客さんに参加してもらって楽しかったです!」と語り、いつもとは違う一体感を味わったようです。

アキは、新喜劇65年の歴史のなかでも初の試みであるイマーシブコメディについて、「新しいことに挑戦するのは楽しいです! まだまだ勉強中なんで、ぜひ感想を教えてください!」と呼びかけました。


出典: FANY マガジン

ミステリーと融合した未体験の新喜劇は、11月9日(土)まで開催中です!

※よしもと祇園花月は11月10日(日)まで休館しています。