録音はすぐ使える。文字起こしは便利そう
通知の要約については、言語を英語(米国)に切り替えたところで、筆者に来るメールやメッセージがほとんど日本語だからか、今のところ効果は感じていない。日本語だから動作していないのか?
通話の録音の文字起こしの要約も同様。
ところで、通話の録音機能は、日本語でもiOS 18.1で使えるので、こちらも、ぜひみなさん使ってみていただきたい。
iOS 18.1にして、通話中に中央画面の赤丸部分にある録音アイコンをタップするとSiriの音声で録音を始めた旨の通知が流れて録音が始まる。
日常的に便利だというのもあるが、詐欺電話や、強引なセールスを録音することで抑制することができると思う。高齢者の方にもぜひ使っていただきたい機能だ。
「スマートフォン」なのだから、録音なんてとっくに実現していてもおかしくない機能だったのだが、iPhone 登場当初は『通話が録音される』ということに抵抗のある人も多いという判断だったのだろう。あまり音声通話が使われなくなってから実現するというのも皮肉なものだ。
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今のところ急に便利にはならないが……
というわけで、最後にまとめ。
まず、写真のクリーンアップツールと、電話の録音機能は、日本語版でもiOS 18.1にすれば使えるのでぜひ。
そして、機能によっては、過去の写真やメールをAIが解析し終わらないと使えないというものもあるので、機能が公開されても気長に待つことを覚悟しておいた方がいい。
英語(米国)にすれば現状使えるが、現時点では日常利用している言語依存の機能が多いので(日本語で来たメールは要約できない)、あまり便利に感じることはない。
英語(米国)であれば使える機能にしても、今のところ急激に便利になるような機能は少ないので、今後、おいおい追加されていく機能を待つしかなさそうだ。
とはいえ、一方で、連絡先やメール、カレンダー、写真など、毎日使う純正アプリと密接に連携して機能強化されていくと、現実的な利便性が向上していきそうだ。
「今のところ急に便利にはならない。でも、長い目で見たらシステムや純正アプリが大きく便利になっていくかも」というのが現時点でのApple Intelligenceだ。気長に待とう。
(村上タクタ)