元読売ジャイアンツの江川卓氏が、自身のYouTubeチャンネル『江川卓のたかされ』を更新。福岡ソフトバンクホークスが日本シリーズで横浜DeNAベイスターズに敗れた要因を分析した。
■江川氏が日本シリーズを振り返る
江川氏はDeNAが4勝2敗で日本シリーズを制したことについて、「全く予想が外れました」と苦笑いを浮かべる。
シリーズを振り返った同氏は流れが変わった試合として第3戦を挙げ、先発の東克樹投手に苦しむソフトバンクを見て、「ひょっとしたらと思った」と回想した。
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■ソフトバンクが「堪えた」試合は…
DeNAが勝利をした要因を解説した江川氏は、4連敗したソフトバンクの「1番堪えた試合」に第4戦で先発したアンソニー・ケイ投手に抑え込まれたことを挙げる。
その理由について同投手がシーズン6勝9敗だったことに言及し、「このピッチャー、それしか勝ってないのっていう。そのピッチャーがあれだけの投球をするのかっていう、驚きが。びっくりしたというところに、入っちゃったんですね、ゾーンに」と分析。
続けて「だから連続完封されたじゃないですか。連続完封されたことに表れていて。ちょっと驚いたんだと思いますよ。6勝9敗のピッチャーがあんなボールを投げるわけないという感覚があったと思う。だから連続完封をされた」と持論を展開した。
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■戦前はソフトバンク有利の予想が多数
シーズン1位のソフトバンクと3位に滑り込んだDeNAとの対戦ということもあり、戦前はソフトバンク有利と見る解説者が多かった2024年の日本シリーズ。
横浜スタジアムで行われた第1、2戦はソフトバンクが圧倒的な強さを見せ、「4連勝で終わるのでは?」という見方も上がった。
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■3戦目で流れが変わる
ところが、3戦目にDeNAがエースの東克樹投手の好投で勝利し、勢いを止める。4戦目のケイ投手もナイスピッチングでタイに戻すと、5戦目のジャクソン投手が無失点。リリーフ陣も盤石で、ソフトバンクは2試合連続の完封負けを含む3連敗を喫した。
雨天で1日順延し、流れを変えたいソフトバンクだったが、第6戦は頼みの有原航平投手が筒香嘉智選手にホームランを打たれるなどして試合を作れず。中継ぎ投手陣も総崩れとなり、大量失点で日本一を逃す結果となった。
敗戦の理由については「DeNAの打線が機能した」「DeNA投手陣が良かった」という声が。また、ネット上では一部ファンから、ソフトバンク村上隆行打撃コーチの東投手に対する発言が「DeNAの闘志に火をつけたのでは?」という声も挙がっている。
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■江川氏がソフトバンク敗退の理由を分析
(文/Sirabee 編集部・佐藤 俊治)