ブラジルの超新星が、今冬に武者修行に出るかもしれない。スペインメディア『fichajes』は現地11月4日、「エンドリッキにはリーガに恋人がいる」と題して、レアル・マドリーに所属する18歳のブラジル代表FWエンドリッキの移籍に関する記事を掲載した。
パルメイラス在籍時の2022年12月に加入が内定し、18歳を迎えた24年夏に合流した神童は、ラ・リーガ第2節のバジャドリー戦で85分に新天地デビューを果たすと、90+6分にいきなり移籍後初ゴールをマーク。続くチャンピオンズリーグ(CL)のリーグフェーズ第1節・シュツットガルト戦では80分から途中出場し、90分に強烈なミドルシュートでネットを揺らしている。
少ない出場時間で、センセーショナルな活躍を披露したエンドリッキだが、当然ながら重厚なマドリーFW陣のなかでは出番が限定的。ラ・リーガ11節終了時点で1試合平均3~4分ほどの出場時間しか得ておらず、CLのシュツットガルト戦以降はどのコンペティションでも得点を奪えていない。
【動画】エンドリッキがシュツットガルト戦で決めた強烈ミドル弾! このような状況を踏まえて『fichajes』は、「冬のマーケットでの移籍は想定内だ」と報道。移籍先については同国代表のレジェンドで、マドリーでもゴールを量産したロナウド氏が会長を務めるバジャドリーを挙げた。
「バジャドリーのロナウド会長が、(マドリーの)フロレンティーノ・ペレス会長との親密な関係を利用してレンタルで確保しようとしている」
今季ラ・リーガに昇格したバジャドリーは、ここまで19位と苦しい戦いが続いている。そのため同メディアは、エンドリッキの加入が「降格を回避しようと必死に戦うブランキビオレタス(チームの愛称)に、必要なクオリティーを与えることは間違いない」と、起爆剤になりうると主張した。
はたして若き逸材は、出場機会を求めて同胞のレジェンドのもとへ向かうのだろうか。
構成●THE DIGEST編集部
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