旧きよき時代のバーバー文化を体現したパイオニアであるウルフマンバーバー。少しばかりコワモテだが、一流の技術を持ったプロたちが集うここでは、皆がオリジナルのバーバーユニフォームに身を包んでいる。このカバーオールは、オーナーの曽原猛さんが同業のプロ向けに立ち上げたウルフマンバーバーサプライだ。
様々な機能美を落とし込んだバーバー仕様のカバーオール。
今や全国各地に旧きよき時代のアメリカのバーバーを彷彿とさせる理髪店が数多くあるが、そのパイオニアがウルフマンバーバーだ。当店のスタッフが着用するユニフォームは、オーナーの曽原さんが考案したバーバー仕様のカバーオール。今年からスタートしたウルフマンバーバーサプライとウィアードのコラボとなる。そのきっかけは?
「既製品で機能性やデザイン性で納得できるものがなかったので、それなら自分で作ってしまおうというシンプルな理由です。カバーオールに関しては、カットした時に付着する髪の毛が払いやすく、撥水性に優れた生地を選びました。また腕の上げ下げをしやすようにパターンから作り、見た目だけでなく、タフで動きやすいというユニフォームの本質をしっかりと追求しました。
同業者の方にも使ってもらいたいという思いから、あえてうちのロゴは入れてないんです。同ブランドではカットクロスやシェーブクロスも展開していて、今後もいろんなプロ仕様のプロダクツを発信していくので、ご注目ください」
このユニフォームは、グラッドハンドの別レーベルであるウィアードが生産。胸とバックにはディレクターのL.さんのアートワークがプリントされており、デイリーウエアとしても着られるように仕上げられている。
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WOLFMAN BARBER SUPPLY/BARBER UNIFORM
このバーバーユニフォームは、ウィアードとのコラボレーションとなる。ゆったりとしたAラインのパターンでデイリーユースも可能である。3万8280円
バックに描かれたピンナップガールは、グラッドハンドのL.さんが担当。旧きよき時代のアメリカンカルチャーを感じさせるウルフマンの世界観とマッチしている。
胸にはカット中に必要なツールを引っ掛けられるように配慮。シンプルな3つ釦のワークジャケットをベースに、バーバー仕様に改良されている。
ポケットは、切った髪の毛が入ってこないように、パッチポケットではなく、スラッシュポケットにアレンジされている。生地は撥水性のあるポリコットンをチョイスして、切った髪の毛が払いやすくなっている。
ウルフマンバーバーショップのオーナーを務める曽原猛さん。今年よりウルフマンバーバーサプライを立ち上げ、その第一弾として盟友ウィアードと組んで、カバーオール型のユニフォームやカットクロスを製作した。
【DATA】
ウルフマン神宮前
TEL03-6447-4285
https://www.wolfmanbarber.com
(出典/「Lightning 2024年11月号 Vol.367」)