神木隆之介が主演する日曜劇場「海に眠るダイヤモンド」(TBS系/毎週日曜よる9時)が放送中だ。本作は、脚本・野木亜紀子×監督・塚原あゆ子×プロデューサー・新井順子の強力チームで贈るヒューマンラブエンターテインメント。1955年からの石炭産業で躍進した長崎県・端島と、現代の東京を舞台にした70年にわたる愛と友情、家族の壮大な物語。

 劇中で神木が演じるホスト・玲央の後輩であり、友人のライト役を演じる西垣匠が取材に応じた。

 日曜劇場への出演は「ドラゴン桜」(21)でヤンキー役を演じて以来、3年ぶりとなる西垣は、「また呼んでいただけたことがうれしいです。『ドラゴン桜』のときは芸能界に入ってすぐのお仕事だったのですが、3年が経ってより日曜劇場に出演できる重さを感じています。いい緊張感で楽しみながら撮影に臨んでいます」とコメント。

 「周囲の反響は?」と聞かれると、「両親や周りの皆さんに『日曜劇場に出られてすごいね』と言ってもらいました」と笑顔で話した。

 演じる役柄については、「僕が演じるライトも神木さんが演じる玲央も売れないホストなので、ギラギラ感やハングリー精神はなく、2人でボーッと生きています」と紹介。

 役作りについては、「実際にホストの方が監修で来てくださって、街中で女の子が絶対に振り向いてくれるせりふを教えていただきました。『君、かわいいね』ではなく『お姉さん、久しぶり』とか『お姉さん、ハンカチを落としたよ』と声を掛けると振り返るらしいです」と語り、「実際に歌舞伎町のホストクラブがある所で撮影をしていて、夜に本職の方々を見掛けるので、神木さんと『ああいう感じなんだね』と話したりもしています」とも。

 また、「役でホストを経験した感想は?」と質問されると、「メンタルが強いなと思いました。1話で女の子をナンパして振られるシーンがあるのですが、それが日常茶飯事なので、自分だったら心が折れてしまいそうだなと。自分は向いていないです」と苦笑い。

 神木とのお芝居では「学ぶことが多い」といい、「僕と神木さんと宮本信子さんのシーンが多いのですが、お2人のお芝居が自然体でリアリティーにあふれているので、僕がカメラの前からはけた後も、お2人のお芝居をモニターでこっそり見ています」と撮影時の様子を語った。

 最後に西垣は、本作の魅力について、「現代パートと1955年の端島のパートがつながっていながらも別のドラマのようで、笑って泣けて2度楽しめます。キャストの方が豪華で脚本がすごく面白いので、ただ見て楽しんでいただけると思います」とアピールした。

(取材・文/小宮山あきの)