板尾創路、伊原六花らが語る関西演劇祭の魅力「デパ地下のようにテンションが上がる」「本当にめちゃくちゃ贅沢な機会」【関西演劇祭2024座談会】

「演劇にはアンチエイジング効果がある」

――今年の演劇祭に期待することはありますか。

野上 私は演劇にはアンチエイジング効果があると信じているんです。

伊原 ははは。すごいですね(笑)。


出典: FANY マガジン

野上 本当に若返るんですよ。劇団の熱量やエネルギーをいただけますし、見る側も本気で見るから心が動く。心が動くことで、肌ツヤもよくなるというわけです。それを10劇団分も浴びたら、最終的に肌はもう赤ちゃんです。

一同 (笑)

――参加するたびに若返っているんですね(笑)。

野上 『ベンジャミン・バトン 数奇な人生』です(笑)。それくらい元気をもらえるんですよ。今回はテーマが「ひろがる」ですから、劇団やわれわれ、そして来場者の皆さまが劇場で作品に出会い、そこで得られた喜びを明日への活力に変えて進んでいただけたら嬉しいです。赤ちゃんとして、そう願っています。

一同 (爆笑)

野上 語尾に「バブ」をつけておいてください(笑)。

三島 われわれ映画人にとっても出会いがあって。出ていただいたりなど、広がっていくのが嬉しいですね。

――(笑)。それでは最後に板尾さんと伊原さんから、演劇祭に来る方にメッセージをお願いします。

板尾 本当に体感していただくのが、いちばんだと思います。芝居好きな人はなんとなく想像がつくと思いますが、あまり演劇を見たことがない人も、来るとすごい体験ができると思う。一か八かかもしれないですけど、1回ダマされたと思って来てみてほしいです。

伊原 友だちが私の舞台を見に来るとき、「チケットはどこで買えばいいの?」「どんな服装で行けばいいの?」とよく聞かれるので、演劇って敷居が高いと思われているのかなと感じます。でも関西演劇祭は、そういった方でも来やすい機会で、いろんな劇場がグッと一気に集まる貴重な場です。私は演劇が好きになってから、「もっと早くこの作品に出会っておけばよかった!」と思う瞬間がたくさんありますので、初めての方もぜひ世界を広げにのぞきに来てください。皆さんと一緒に楽しめたら嬉しいです!


出典: FANY マガジン