2026年北中米ワールドカップ(W杯)アジア最終予選は、11月に5・6節の2試合が開催される。森保一監督が率いる日本代表はここまで、3勝1分けの成績でグループCの首位を快走、今回の2試合ではアウェー2連戦となり、インドネシア(15日)、中国(19日)と戦う。
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最終予選も中盤戦を迎え、参加国にとってこの11月の2試合が本大会出場を占ううえで、大きなヤマ場となることは言うまでもない。その中で、9月に行なわれた今予選の初戦で、日本に大敗を喫した中国も国民からの強い後押しを得て臨むであろうと、現地ポータルサイト『捜狐』が報じている。
中国は今回、11月14日にバーレーンとアウェーで、19日にはホームで日本と対戦する。同メディアは、「この2試合は、W杯予選の出場権争いにおいて非常に重要な意味を持っている」と評しており、それぞれの試合を展望。
敵地での戦いとなるバーレーン戦は、「相手の攻撃陣はスピードや柔軟性があり、中盤の選手も狭いエリアでの連携に長けている。中国代表の守備陣は、集中力を高めてカウンターを防ぐことが求められる」と予測するとともに、「攻撃面で中国は、身長やパワーで優位性がある場合、それを活かして得点の機会を見つけることが大切」として、自国代表チームが採るべき戦術について見解を並べた。
続けて、日本戦に関しては「さらに注目度の高い試合だ」と綴っており、0対7で敗れた9月の初戦の敗戦にも言及。「この結果はチームに重くのしかかっているものの、同時に選手たちのリベンジの意欲も掻き立てた」と説明する。
また、日本との戦いにおいて、中国は高さのアドバンテージがあると見込んでおり、「中国代表はハイボールを使った戦術を増やすことを検討すべきだ」と主張。その上で「中盤での積極的な競り合いも必要であり、日本に試合の主導権を握らせてはならない」と分析している。
同メディアはそれぞれのゲームのポイントを見通しながら、「中国代表が本大会出場を果たすためには、バーレーン戦と日本戦でできるだけ勝点を稼ぎ、他のグループ内の試合結果も注視する必要がある」と論じている。
中国は今回の最終予選、3連敗と苦しいスタートとなったものの、先月のインドネシア戦で初勝利を記録。予選突破の望みをつなぐためにも今回の2試合、特にホームを舞台とする日本戦には並々ならぬ覚悟で臨むことは間違いないだろう。
構成●THE DIGEST編集部
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