1・4東京ドーム大会でのIWGPジュニアヘビー級選手権試合へ向けた会見が6日、東京・六本木のテレビ朝日で行われ、王者DOUKI、挑戦者エル・デスペラードが出席。ドーム大会本戦に初出場となるDOUKIは「どの試合にも負けるつもりはありません。チャンピオンとして、しっかり内容も結果も見せる」と誓った。
IWGPジュニア王者・DOUKIは11・4大阪大会でマスター・ワトを退け、4度目の防衛に成功した。試合後、左ヒザ半月板の手術のため7月から欠場していたデスペラードが現れて1・4ドーム大会での挑戦を表明。DOUKIが初戴冠を果たした7・5東京武道館大会以来、半年ぶりの再戦が決まった。
DOUKIがドーム大会の本戦に出場するのは今回が初めて。「本戦に出るからうれしいっていう、そういう気持ちはもう全然なくて、僕は今、IWGPジュニアヘビー級のチャンピオンなんです」と王者のプライドとともに言い切ったDOUKIの闘争心をそれ以上にかき立てるのは、メキシコ時代から苦楽をともにしてきたデスペラードとドームで新日ジュニアの頂点をかけて戦うこと。「欠場していても最も影響力のある選手の一人であるエル・デスペラード。そのエル・デスペラードをチャンピオンとして迎え撃つ。まだまだ2ヵ月も先ですが、すでにムチャクチャワクワクしています」と興奮を隠せない。
IWGPジュニア王者としてドームの大舞台に立つDOUKIの相手はデスペラードだけではない。IWGP世界ヘビー級王座戦、IWGP
GLOBALヘビー級王座戦などタイトルマッチがズラリと並ぶドーム大会へ向けて「この試合はどの試合にも負けるつもりはありません。この試合で…いや、すでに証明しているんですが、このIWGPジュニアの試合が世界最高だっていうことをあらためて世界に発信していきたい」と言い切ったDOUKIは「新日本プロレスの年間で一番大きい大会ですよね。その舞台にチャンピオンとして、しっかり内容も結果も見せる。それだけです」と誓った。
対するデスペラードは新日本&スターダム合同興行となる11・17大阪大会での復帰を控え、約2ヵ月後に頂点返り咲きに乗り出す。「今まで僕が積み上げてきたものは絶対の自信がありますし、簡単に変えたくない」としたデスペラードは「逆にそのスタイルに戻れるか、自分が納得するあの時の自分に戻すのか」をテーマに欠場期間を過ごしてきた。その中で「彼のタイトルマッチなんかを見て、やっぱ悔しいわけですよ。自分は動けてない、タイトルマッチができてない、試合ができてない、プロレスラーなのにっていうストレスがやっぱりすごかった」との思いを抱いたというが、「そういう部分の爆発がこれから、あと2ヵ月くらいの間にうまく練り上げられて、それで1月4日にちゃんといい形で出せれば」とドームの大舞台で吐き出す構えをみせた。