【P5 ダウンスイングで左腕が地面と平行】
「グリップエンドを遠ざける」が切り返しのキーポイント
木戸愛・P5のお手本
ダウンスイング序盤、P5ではシャフトの向いている角度がそのポジションの良し悪しを判断する材料です。いわゆる「首切りスイング」にならないよう、シャフトの角度はP1のシャフトプレーンと平行になっていると◎。これ以降、ボールを”叩く”準備ができていることになる。
P4からP5にかけ、右ヒジを伸ばしながらグリップエンドを遠ざける意識をもつと、この形にもってきやすくなります。
グリップエンドを自分から遠ざける意識をもつ(写真左)
シャフトの傾きがP1のシャフトプレーンと平行(写真右)
木戸プロは身長が高く、クラブがアップライトに動きやすいはずですが、切り返しから手を遠くにキープすることで、シャフトが肩の下を通っています。理想的なP5ができていない場合、P4からのつながりが悪いことが多いので、P4に戻って形を確認してください。
シャフトポジションがP1のシャフトプレーンより過度にスティープ、アンダーになるとクラブコントロールが難しくなる。あくまでもニュートラルな「平行」を目指したい
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【P6 バックスイングでシャフトが地面と平行】
スクエアフェースは「右手の平を下に」の意識で作る
山路晶・P6のお手本
正しいP5の位置から体の回転でダウンスイングをしていくと、後方から見たときにP6でクラブヘッドと手元が重なって見えます。フェースの向きは背骨と平行になっていれば、スクエアになっている証。意識的には、右手の平を少し下に向けるイメージでよいでしょう。
手元とクラブヘッドが重なって見える
フェースが背骨と平行よりも下を向いているとクローズでフックのミス、上を向いていればオープンの向きなのでスライスのミスが出やすくなります。山路プロはP5からP6にかけて「どスクエア」をキープしており、方向性の高いスイングだといえます。
フェースの向きは背骨と平行でスクエア
体感的には少しフェースが閉じている感覚でOK。
ここから手ではなく体を回していくことで、理想的なインパクトを迎えるフェース向きになる