AEWダイナマイトが現地時間6日、ニューハンプシャー州マンチェスターで行われ、石井智宏が6人タッグマッチで王者クリス・ジェリコに直接勝利し、ROH世界王座挑戦を決定的とした。
石井は新ROH世界王者となったジェリコに宣戦布告。2022年11月、AEWマットで当時ROH世界王者だったジェリコに挑戦して敗れており、「ジェリコ、久しぶりだな。この前はよくもボコってくれたな。リベンジしてやっから」と通告していた。
両者による王座戦が浮上した中、この日、石井がマーク・ブリスコ&カイル・オライリー、ジェリコがビッグ・ビル&ブライアン・キースとそれぞれ組んで反則裁定なしのノーDQ戦で激突した。
石井は場外でジェリコにエルボーで殴りかかり、テーブルへのバックドロップを敢行して大ダメージを与えた。戦場がリングに戻ると、ジェリコ相手に逆水平合戦の真っ向勝負を展開。ともにゆかりのある天龍源一郎を想起させる激しい打ち合いで火花を散らした。
その後、石井はラリアットでビッグ・ビルを蹴散らし、ジェリコにはブリスコとともに逆水平を交互に連打。石井がキースに雪崩式ブレーンバスター、ブリスコがジェリコにパワーボムを同時に決めた。ブリスコがジェイドリラーでジェリコを突き刺し、ラダー上からのダイビングエルボードロップでテーブル葬。すかさず石井がスライディングラリアット、垂直落下式ブレーンバスターと追い討ちをかけて3カウントを奪った。
石井がジェリコにピンフォール勝ち。試合後、大の字となったジェリコの眼前でベルトを掲げた。王者に直接勝利したことで、石井のROH世界王座挑戦は決定的となった。