若手芸人に“お笑い好きのおっさん”と間違えられたアキラ
——極メンバーになって活躍の場もぐっと広がると思うんですが、今後の目標を教えてください。
明里 僕らは初期からずっとコントをやってるんで、コントでまずは“大阪でいちばん面白い”と言われたいです。誰もマネできないようなこともやってると思うので、そこも評価されるように。
ハマムラ マンゲキは音響や小道具がそろってるんで、これまでできなかったことができるようになってネタの幅が広がりそうなんで、それが楽しみです。小道具を作って、いずれ個展をして販売。またはグッズ化。明里は手先が器用なので、発注するといろいろ作ってくれます。新しい稼ぎ方を探っていきたいです。
明里 カネや……。遠回しにカネの話、してる……。
アキラ 漫才劇場という大きな舞台でやれるのがすごくうれしいので、まずは全力でやりたいです。
ハマムラ あと、「グランドバトル」に行くまでって、「UP TO YOU!」とか、下のライブを勝ち上がっていかないといけないんです。そこは若手の子が多くて、一度、アキラさんが劇場に入ったとき、若手の子から「受付がどこか、わかってますか?」って言われてたんですよ。
アキラさんは「わかってるよ~」と返してたけど、その若手の子は、きっとアキラさんを、一般のお客さんが裏口から入ってきた、と思ってるんですよね。お笑い好きのおっさんが裏口から芸人のところに入ってきた、と。アキラさんにそんな思いをさせてしまったことがツラかったです。アキラさんを早く認知してもらえるようにやっていかないと。
明里 あれはトリオとして、いちばんツラかった出来事といえるな……(笑)。
出典: FANY マガジン
——アキラさんの名誉のためにも、一刻も早く売れないとですね。
明里 僕も、アキラさんと2人で街を歩いてるとき、ビラ配りしている人に呼び止められて、その人がアキラさんのほうを見て僕に「お父さん?」と聞いてきたんです。それもツラかったですね。早く売れて、親子と間違えられるようなことがないように。僕たちはトリオなんだぞ! というのを示したいです。
——アキラさん、こんな思いやりの相方に恵まれて、幸せ者ですね。
アキラ そうですね(笑)。やっぱり心強いです。