『KING OF GATE 2024』後楽園ホール(2024年11月7日)
Aブロック公式戦 △望月ジュニアvsISHIN△
二世対決が聖地・後楽園を沸かせ、ジュニアがISHIN撃破にあと一歩と迫ったものの20分時間切れドローに終わった。
AブロックにエントリーしたジュニアはこれがKING OF GATE初出場。対するISHINは3年連続出場となった。両者が初戦でいきなり二世対決を迎えた。
先に主導権を握ったのはISHIN。ヘッドロック地獄に引き込むと、場外ブレーンバスター、エルボー連打、ジャンピングボディプレスと腰を徹底攻撃。逆エビ固めで絞め上げる。ジュニアも左ヒジから出血しながらもロープに逃れ、起死回生のドロップキックで反撃。ソバット、トラースキック、ランニングニーと蹴り技を連発すると、腕を固めて逆落としのような投げを打ち、腕極めクロスフェースで絞め上げた。
耐えたISHINは極刑で逆襲。ジュニアも2カウントで返してジュニアコールを起こした。応えるようにジャーマン合戦、逆水平合戦に持ち込み、初代タイガーマスクのデビュー戦のようなハイブリッジジャーマンも決めたが、ISHINのローリングエルボーに止められてしまう。ラリアットでジュニアを吹き飛ばしたISHINはトップロープからの雪崩式ブレーンバスターを敢行し、再び逆エビ固めで捕らえた。
逃れたジュニアは飛びヒザ蹴り、キリモミ式ジャンピングハイキックの連続攻撃で反撃するものの、ISHINは小股式チョークスラムで返り討ち。ジュニアも意地で肩を上げ、ビンタ合戦に持ち込むと、再びハイブリッジのジャーマンでぶん投げた。残り時間が少なくなった中、両者はヒザをついた状態で張り手合戦で火花。頭突きをぶち込んだISHINが極刑で絞め上げたものの、ジュニアも意地で耐え続けてタイムアップとなった。
聖地・後楽園を沸きに沸かせた二世対決は20分ドロー。勝ち点1を分け合った。ジュニアは大奮闘を見せたものの一歩及ばず。試合後は「クソー! 今度こそISHINに勝てると思ったけど…クソ、ああ」と悔しさを爆発させていた。