5月の全米プロゴルフ選手権、7月の全英オープンで、今季念願のメジャー2勝を達成したザンダー・シャウフェレ選手(以下、ザンダー)。
10月の来日タイミングで大阪へ初上陸し、キャロウェイ心斎橋店で開催された「ゴルフクリニック」イベントに登場した。
ザンダーがジュニアゴルファーの質問に答える!
7月の全英オープン優勝トロフィーとともにザンダーが登場してイベントがスタート。
トークセッションのステージでは「クラレット・ジャグ(=トロフィー)」が圧倒的な存在感を放っていた
イベントに参加した高校生・ジュニアゴルファー(高校生25名、中学生1名、小学生1名)たちから寄せられたゴルフに関する質問にも、彼らの目線で丁寧にわかりやすく答えていくザンダーが印象的で、まさに“ゴルフの先生”そのもの。Q&Aの一部を抜粋して紹介。
—スコアが悪くなってきたときに、立て直すにはどうしたらいい…?
ザンダー:「ショウガナイ!」(一同、笑)。基本的には前向きに、ポジティブに考える。自分が繰り返しやってきたこと=練習を信じて、考えながらプレーをする
「メジャーでの勝利は小さいころからの夢だったので、今年2回勝てたことはすごくうれしかったし、これからの10年ももっとメジャーで勝ちたい」とチャンピオンホルダーとしての喜びを語るザンダー。
—プレーの調子が悪いとき、自分をコントロールするには…?
ザンダー:やはりルーティーンがとても大事。調子が悪いときはそのルーティーンが早くなったり遅くなったりしているもの。それぞれにヒットするルーティーンの長さがあって、自分の場合は「30秒」くらい。自分にあうルーティーンの長さを見つけることが大事
—ゴルフでもっとも大切にしていることは…?
ザンダー:学校の試験と一緒でやはりちゃんと「準備をすること」。友だちと遊んでばかりで勉強しなければ、テストでいい点を取ることもできない。それはゴルフもまったく同じで、しっかりと準備をすることが大切
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ザンダーが高校生ゴルファーにパターレッスン
ショートパットで手が震えたりするのが悩み、という高校生の梶谷くんにザンダーがパターレッスン。
「ショートパットはどこを狙うか、が一番大事。ショートはあまりキレないので、どこを狙うかでほぼ決まってしまう。緊張しているときは、自分はグリッププレッシャーを10割中の6割程度にしているよ」と的確なアドバイス。
「(梶谷くんは)アドレスで少し左を向いている。ショートでは入っても、ロングパットになると大きくズレてくるので、ショートこそ自分がどの方向に向いているか、を意識するといいね」(ザンダー)。