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NHKが視聴率を獲得するために最後に頼ったのは、旧ジャニーズだった。

1年を締めくくる『紅白歌合戦』の放送に先立ち、10月の会長定例会見で発表されたSTARTO ENTERTAINMENT(旧ジャニーズ事務所)の所属タレントの新規起用再開。昨年9月に創業者・ジャニー喜多川氏による性加害問題が発覚して以降、所属タレントの新規出演依頼を行わないという方針を事実上、解除した。

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「すべては紅白のため。昨年は旧ジャニーズ事務所所属タレントの出場がゼロになった。代替え案としてK-POPグループなど13組が初出場となったが数字には繋がらなかった。世帯平均視聴率は第1部が29%、第2部が31.9%。これは紅白が放送されて以来のワースト記録です」(紅白関係者)

すでにNHKは『第75回紅白歌合戦』の司会陣について、同局の鈴木奈穂子アナ(42)、3年連続となる女優の橋本環奈(25)、初となる女優の伊藤沙莉(30)、そして2回目となる有吉弘行(50)ら4人の名前を公表済み。ところが、SNSなどの評判はイマイチだ。

「早速、『有吉、出るなら今年も見ない』という投稿が相次いだ。実は紅白視聴者と有吉の相性は最悪だが、3年出演させるという密約があるため、切れないんです」(芸能プロ関係者)

今年はSnow Man押しのハズが…

さらにダメ押しとなったのが、文春砲で明らかになった環奈のパワハラ疑惑。記事によれば、日傘を差すタイミングが悪いだけでマネジャーに激怒し、必ず「使えねえ」という捨てゼリフを吐くのだとか…。

「所属事務所は事実無根と反論したが、すでに8人のマネジャーが退職する事態にまで発展している。事実無根とするには限界があります」(NHK幹部)

そうした中、局内外でささやかれだしたのが紅白をめぐる2年連続ワースト視聴率の記録更新だった。

「今年度は何があっても数字を取らなければならない。NHKは、ネット配信のみを利用するときの受信料を地上波契約と同額の月1100円にする修正案を2024〜26年度の経営計画に盛り込んだ。そのため、10億円以上もの制作費を使い放送している紅白がワースト記録を更新するのは都合が悪いんです」(事情通)

問題が山積する中、性加害問題で“出禁扱い”にしていた旧ジャニーズ勢の出演を解禁したのだが…。

「今年度はF1、2、3層に絶大な人気を誇るSnow Man押しでキャスティングを進めている。しかし、旧ジャニーズは、抱き合わせでHey!Say!JUMPも押し込んでいる。なんでも、明大で修士号を取ったメンバーの伊野尾慧をポスト櫻井翔として売り込みたいそうです」(同) 

背に腹は代えられない?

「週刊実話」11月21日号より