メルブの遺跡

▲Photo by Rie Kanno

紀元前6世紀から15世紀頃まで栄えた「メルブ」。広い遺跡内には、各時代ごとの遺跡が残されています。

写真は女性の装飾品が多数見つかったという宮殿跡。現在も内部で発掘作業が行われています。

▲Photo by Rie Kanno

生レンガで作られた遺跡の多くが月日の経過とともに崩れ、山のようになっているのですが、その下には遺跡が眠っているのだそう。土の山に見えても、よく見るとレンガが重ねられた直線が確認できる箇所があります。

町は城壁で囲まれていたので、一つの場所に紀元前5世紀の壁から10世紀の壁まで、千年以上の時を隔てた「壁」が残っているのは壮観でした。

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独裁国家のイメージが覆る、国民のための国

▲Photo by Rie Kanno

独裁国家と言われるトルクメニスタンですが、永世中立国で公共料金はほぼ無料、家を買う時も政府が半額補助してくれます。税金はたった2%で物価も安く、ガツガツ働かなくても生活できるそうです。

国民みんなが安心して豊かに暮らせる環境が作られていて、「独裁」のイメージとは遠く離れていました。

実際に町の様子や人々の様子を見ても、政治に不満を持っていそうな雰囲気はありません。人々は人懐っこくてフレンドリー。とても居心地のいい国でした。

ウズベキスタンへの旅行を考えているなら、ぜひ少し足をのばしてトルクメニスタンにも!

大好きな国の一つになるはずです。

※編集部注:ライターによる個人的な感想です。記事執筆現在、外務省より危険情報が発表されているため、渡航を検討する際は国の方針に従ってください。
外務省海外安全ホームページ