【取材】元乃木坂46・高山一実「バラエティ自信なかった」「卒業で変わった仕事観」

仕事で行き詰まりを感じている人へ

インタビューの最後に、高山さんから自分らしくはたらくためのアドバイスをいただきました。

まず重要なのは、思考を止めないこと。「仕事とプライベートの切り替えは大事だけど、ぼんやりするよりは考える時間に充てたほうが得だと思う」と高山さんは語ります。

「仕事の工夫の仕方をまず考えないといけない。誰かに聞くでもいいし、本を読むでもいい。考えた上での失敗なら『あれだけ考えたんだからしょうがない』って思えるから、考える時間を大切にしています」

また、仕事で落ち込んだときの対処法は、「何か別のことに頭を使うのがおすすめ」とのこと。

「私の場合は小説を書くことでした。落ち込んだときは、吐き出す場所がいくつかあるといい。別のことに没頭すると、少し冷静になれるんですよね。

全部自分で抱え込んで『私のせいだ』って思いすぎるのも、全部まわりのせいにするのもよくないと思っていて。ほどよく自分で反省して、ほどよくまわりのせいにする。そのバランスが大事だと思います」

そして最後に、自分らしく楽しくはたらくためには「『好き』を仕事にすること」が大切だと結んでくださいました。

「私はアイドルが大好きで、つらいことも『楽しい』に変わったから10年間も続けられました。アイドルという大きな夢は終わったけど、今は中くらいの夢を見つけて、そこにつながりそうなものをいっぱいやるのがいいのかなと思っています」

※今回お伝えし切れなかったフルバージョンの動画はYouTube『スタジオパーソル』にて公開中

(文:間宮まさかず)