令和版「るろ剣」アニメの「二重の極みチャレンジ」があまりに過酷! 左之助の命が本編超えの危機だろオイ!!

絶賛放送中のアニメ「るろうに剣心 -明治剣客浪漫譚-」。令和最新の「るろ剣」のアニメだ。ジャンプ連載時に小学生でタイムリーに読んでいた私も、もちろん見ている。

96年版のアニメも素晴らしい出来だったが、令和版も素晴らしいクオリティだ。最新30話は、京への道すがら左之助が悠久山安慈に出会い、「二重の極み(フタエノキワミ)」の修行を開始したところ。

それに合わせ、アニメ公式X(Twitter)が狂気を感じさせるチャレンジを開始した。これ……左之助まあまあ死ぬんじゃないか……!?

・二重の極み

「二重の極み」とは、拳で殴った際の “第1撃目の衝撃が殴る対象の抵抗とぶつかった瞬間、拳を折って第2撃を入れる” というもの。

凄まじい威力を持つ秘技にもかかわらず、安慈は伝授を快諾。ただし、1ヵ月で会得できなければ死んでもらうという条件付きで。

その時点で十分に過酷だが、しかし左之助は自らの申し出で期限を1週間にしてしまう。こうして1週間以内に「二重の極み」ができなければ、左之助は死ぬことが確定した……。

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・二重の極みチャレンジ

この30話がアマプラにて最速で配信された11月8日、アニメ公式がX(Twitter)にて「二重の極みチャレンジ」なるものを開始。

特設ページにアクセスしてみると、岩の前に拳のマークが表示された画面が。なるほど……左之助が行った修行のように、ひたすら岩に拳(クリック or タップ)を打ち込み、「二重の極み」の会得に至れということだろう。

今の回数は4669611回らしい。

1週間で目標を達成できなければ、やはり左之助は死ぬのがルール。いいぜ、やってやんよ。何を隠そう、私は「るろ剣」本誌連載当時に、近所の公園で「二重の極み」の修行を行い、体のあらゆる部位で「二重の極み」を放てる域に至った。

実のところ「二重の極み」どころか飛天御剣流や牙突も、傘を用いた修行で会得している。令和の左之助のいる場所など、私は30年も前に通過済みよ……! 喰らえッ!!

フタエノキワミ、アッーーーーーー!!!

おかしいな。数字が変わらない。威力はスマホと机が耐えられるギリギリに抑えたが、それでも私の「二重の極み」の速度が、特設ページかスマホ、あるいはその両方の反応できる上限を超えてしまったのが原因だろうか。

しかしあまり速度を落とすと、それはただの2連撃になってしまう。そうだ、この遊び方を見てみてみよう。え、先に読んでおけって? バカ野郎、左之助なら先に読むはず無いだろ!

どれどれ……なるほど(スマホ側の都合で自動で英語になっている。多言語に対応しているもよう)。どうやらこのコンテンツでは、真の「二重の極み」ではなく、ダブルクリックかダブルタップでいいようだ。

それもそうか。これは左之助が「二重の極み」を会得する過程。何度もただの2連撃を放って試行錯誤した果てに会得に至ったのだから、最初から「二重の極み」を放つのは違うというわけか。

で、何回やればいいんだろう? 1000万回くらいかな? What!? 2 billion!!?

20億回……だと……?

もしかしてこのゲージ左端のミリ見えるかどうかな赤く塗られた部分が現在の達成度っすか? 何ピクセルだよ。期限は1週間で、もう初日の夜で、この状況!?

左之助、死んだんじゃないか? 2連撃で1回なので、連射業界のレジェンドたる高橋名人でも秒間8回しか増やせない。

1日は86400秒なので、高橋名人に24時間連射させても1日の上限は691200回である。つまり不眠不休の高橋名人ですら、20億回を達成できるのは2894日目(8年弱)。

どう考えても左之助の命が本編でのあらゆる戦闘を超えた危機にあるように思えるが、本コンテンツは世界中の左之助たちで達成すればよい仕様。みんなの力でワンチャン生存ルートが開けるかもしれない。

地味にダブルクリック / タップで1カウントという縛りは手が疲れる。まるで肉体に多大な負担のかかる「二重の極み」のようだ。アニメ「るろ剣」公式、だいぶ攻めた数字を目標にしたな……。はたして左之助は死なずにすむのか? 推移を見守りたい。

参考リンク:二重の極みチャレンジ、X(@ruroken_anime

執筆:江川資具

Photo:RocketNews24.