2025年「さっぽろ雪まつり」!見どころは大雪像?アニメ雪像も企業雪像も面白いぞ!

「さっぽろ雪まつり」は、北海道札幌市の市内数会場で行われる雪の祭典です。2025年で75回を数える歴史を紡ぎ、日本での知名度はもちろん、インバウンド人気も高い、日本を代表する冬の祭りです。2024年第74回にはなんと238万もの人が訪れました。

2025年のさっぽろ雪まつりは、2025年2月4日から2月11日までの8日間、大通会場:大通公園(大通西1丁目~西11丁目)、つどーむ会場:つどーむ(東区栄町885-1)、すすきの会場:札幌駅前通(南4条~南6条西3・4丁目)の3会場で開催される予定です。


2024年つどーむ会場の様子。


すすきの会場の氷像も見もの。(2024年)

この記事では、2025年の「さっぽろ雪まつり」の開催情報や見どころについて紹介します。

大注目はやっぱり「雪像」!

 

「さっぽろ雪まつり」といえば、やはり「雪像」に注目です。さっぽろ雪まつりは1950年、わずか6つの雪像から始まりました。その後、規模が拡大し、1953年には高さ15メートルの大雪像「昇天」が初めて登場。1955年からは自衛隊が参加し、大規模な雪像制作に挑戦するようになりました。

現在、雪まつりでは以下のような雪像が展示されています。①大雪像:高さ約15m、雪量5トントラック500台分、②中雪像:高さ約10m、雪量5トントラック300台分、③小雪像:高さ約2m、雪量5トントラック2台分。

毎年多彩なテーマの雪像が企画され、大雪像は、協賛企業によるスポンサーのもと自衛隊や大雪像制作委員会が、中・小雪像は主に市民グループが制作しています。

祭り史上最大の雪像は1972年に制作された「ガリバーようこそ札幌へ」で、高さ25m、雪量5トントラック1300台分でした!

大雪像は全部で5基!

さっぽろ雪まつりの大雪像は、例年、大通り会場の4丁目、5丁目、7丁目、8丁目、10丁目に計5基、設置されます。大雪像のある会場は、北海道内のメディア5社が管理・運営していて、独自の特徴を持ち、観光客を引き付けます。

雪像巡りのスタート地点「4丁目会場」

 4丁目会場は札幌テレビ放送株式会社が管理していて、STV広場と呼ばれています。この会場は、雪まつりのエントランス的存在で、札幌駅駅前通りからアクセスした場合、ここから雪像巡りが始まります。

2024年には、人気アニメ『ゴールデンカムイ』をテーマにした大雪像が登場し、多くのメディアやSNSで取り上げられました。2025年も、大規模な大雪像が予定されており、毎年高い話題性を誇る4丁目会場は、観光客の注目を集めるでしょう​。

ここでも中雪像や小雪像が設置されます。4丁目会場の雪像は、特に話題性を意識した作りで、これまでにも「進撃の巨人」や「ファイナルファンタジー」などがモチーフに選ばれてきました​。中雪像は幅5~8mの規模で、こちらも企業協賛により制作され、作品の迫力と緻密な造形が楽しめます。

多彩なイベントも!「5丁目会場」

北海道新聞社が管理する5丁目会場は、場所的にも雪まつりの中心となる場所で、毎年巨大な雪像や多彩なイベントで観光客を魅了しています。2024年には、JRA札幌競馬場が協賛した「栄光を目指し駆けるサラブレッド」の大雪像が展示され、プロジェクションマッピングが施されたことでも話題を呼びました​。2025年も同様に、大雪像が設置される予定です。

こちらの会場でも、中雪像や小雪像も注目の展示が予定されています。中雪像は幅5~8m、高さ5mの規模で制作され、2024年にはクイーン+アダム・ランバートの来日公演を記念した雪像が作られました​。

小雪像に関しても、企業やスポンサーが協賛し、幅3~5mの雪像が展示されます。2024年には、ファンを魅了するキャラクターや作品をテーマにした雪像が設置され、記念写真を撮る来場者で賑わいました。

インターナショナル&アニメ「7丁目会場」

北海道放送株式会社(HBC)が管理する7丁目会場は、例年国際交流を象徴する大雪像が企画されます。2024年には、ドイツ観光局日本支局の開局50周年に合わせ、ドイツ南部・バイエルン州のノイシュバンシュタイン城が制作されました。企業協賛も活発なエリアで、たくさんの中雪像や小雪像が展示されています。2024年は『呪術廻戦』や『ハイキュー!!』、『時々ボソッとロシア語でデレる隣のアーリャさん』など漫画・アニメファン注目のエリアです。

開会式はここから「8丁目会場」

北海道テレビ放送株式会社(HTB)が管理する8丁目会場は、主に国内の歴史的建造物などをテーマにした大雪像が作られることで知られています。2024年には、1908年〜1952年まで使われていた3代目の札幌駅駅舎を再現した雪像が作られました。

8丁目会場は、さっぽろ雪まつりの開会式が行われることでも知られています。

遊べる雪像「10丁目会場」

 北海道文化放送(UHB)が管理する10丁目会場は、例年、話題性あふれ、かつ見るだけではなく体験型の雪像が作られているのが特徴です。例えば、2024年の10丁目UHBファミリーランドの大雪像は、「北海道ボールパークFビレッジLet’s play!スノースライダー」と題され、日本ハムグループ協賛のもと、日本ハムファイターズと新庄剛志監督をモチーフにしたチューブスライダーが設置されました。

また、日清食品グループが毎年インパクトのある雪像を作ることでも有名です。2024年のさっぽろ雪まつりでは、日清食品の「完全メシ」をモチーフにしたチューブスライダーが作られたほか、過去にはカップヌードルの巨大雪像やチキンラーメンをテーマにした雪像が作られ、話題になりました。

まとめ

さっぽろ雪まつりは、2025年も巨大な雪像とその迫力ある演出で多くの来場者を魅了することが期待されます。プロジェクションマッピングや夜間のライトアップが雪像をより一層幻想的に演出し、昼夜問わず楽しめる雪まつりとなるでしょう。

また各種雪像も、毎年新しいアイデアで来場者を楽しませる工夫が施されており、雪まつりの魅力の一つとなっています。ぜひ注目してみてください!