平和精機工業、「LX-ePed 2」「LX-ePed 2 Studio」発売。プリセット機能の使用やオプションを用いた各種IP通信やシリアル通信のプロトコルにも対応

平和精機工業は、PTZカメラ用電動ペデスタル「LX-ePed 2」「LX-ePed 2 Studio」を発売する。ラインナップと出荷開始時期、希望小売価格は以下の通り。

  • LX-ePed 2(12月中旬):税込493,900円

    PTZカメラ用電動ペデスタル。グランドスプレッダータイプ
  • LX-ePed 2 Studio(12月中旬):税込515,900円

    PTZカメラ用電動ペデスタル。ドリータイプ

  • MPC-1(1月下旬):税込163,900円

    LX-ePed 2 / 2 Studio / PRO用マルチプロトコルコンバーター
  • FPR-2(12月中旬):税込71,500円

    LX-ePed 2 / 2 Studio / PRO用フットペダルリモコン
  • VM-12V(発売中):税込57,200円

    LX-ePed 2 / 2 Studio、MPC-1用Vマウントバッテリー給電アダプター

左からMPC-1、FPR-1、VM-12V

LX-ePed 2、LX-ePed 2 Studioのポイント

プリセットボタン(新機能)

付属のリモコンにプリセットボタンを搭載。任意の高さを3ヵ所までプリセット登録でき、対応したボタンを押すだけで高さ調整ができる。


取付簡単なワンタッチアダプター(新機能)

ワンタッチでカメラが取り付けられるアダプタープレート「AP-X」が付属する。万が一の事故を防止する落下防止ワイヤーを通す穴が設けられている。


各種通信プロトコルに対応(新機能)

オプション品のマルチプロトコルコンバーター「MPC-1」を使用することにより、本製品をカメラメーカーのPTZカメラ用コントローラーで操作ができたり、PC向け専用アプリで細かい操作ができる。各種IP通信プロトコルにも対応しているため、活躍の幅が広がるとしている。


遠隔操作の電動昇降

LX-ePedは遠隔操作でPTZカメラの高さを調整できる。パン、ティルト、ズームに昇降機能が加わることで、画角のバリエーションが増え、スタジオ内でのセッティングも楽になる。


高性能な昇降機能

独自の設計で昇降時の捻じれや振動が大幅に抑えられており、動き出しや止まり際も制御されるため、オンショットでの使用も可能。


無段階速度調整

昇降速度はリモコンのレバーの傾け角度で調整できる。細かな位置調整にも対応可能。

信頼性の高い有線システム

付属のリモコンはWi-FiやBluetoothを使わず有線で完結するため、電波干渉の心配はない。また、リモコンは本体から給電されるので、別途電源につないだり充電する必要もない。


バッテリー駆動

オプション品の「VM-12V」を使用すれば、所有のVマウントバッテリーから製品全体に給電することができる。電源のない撮影現場でも使用可能。


フットペダル操作

同じくオプション品のフットペダルリモコン「FPR-2」を使えば、足元で昇降操作できる。卓上のスペースを使わないほか、PTZカメラの操作と同時に昇降操作も行うことが可能。昇降スピードは踏み込み量によって調整でき、プリセット機能も付いている。

大ネジ、小ネジのフラットベース機材対応

付属の「AP-X」には1/4インチネジ、同じく付属の「BL-F」には3/8インチネジが付いているので、PTZカメラ以外の様々な機材にも対応する。


ビデオヘッドも取り付け可能

付属しているフラットベース変換アダプター「BL-F」を取り外せば、100mmボールのビデオヘッドを取り付けられる。さらに別売りのアダプターリング「AD-75」を使用すれば75mmボールのビデオヘッドも取り付けが可能。


コンパクト設計

本製品はペデスタルとドリー、スプレッダーに分解でき、それぞれが折りたためる構造を実現。持ち運びや収納に便利。また、軽量コンパクト設計の本体は10kgで、別売りのケース「RC-80」に収納できる。


ハイアングル撮影

LX-ePed 2は最高250cm、LX-ePed 2 Studioは最高264cmの高さまで到達できるので、ダイナミックなハイアングル撮影が実現可能。


利便性を高めるアクセサリーポート

三脚部の上部には、1/4インチネジ穴1個、3/8インチネジ穴1個がセットとなったアクセサリーポートが2ヵ所配置されている。

手を挟まない安全仕様

安全性に配慮し、電動コラムを一番下に下げても手を挟まない設計を実現。


水準器装備

ヘッド取付け台のベース部に水準器が埋め込まれており、水平を確認しながらセッティングができる。