平和精機工業、「LX-ePed PRO」発売。PTZカメラ用電動ペデスタルの上位機種

平和精機工業は、PTZカメラ用電動ペデスタル「LX-ePed 2」の上位機として「LX-ePed PRO」を発売する。システムとアクセサリーの出荷開始時期と希望小売価格は以下の通り。

  • LX-ePed PRO(2024年12月中旬):税込823,900円
    PTZカメラ用ヘビーデューティー電動ペデスタル。コンプリートセット
  • MPC-1(2024年1月下旬):税込163,900円
    LX-ePed 2/ 2 Studio/ PRO用マルチプロトコルコンバーター

  • FPR-2(2024年12月中旬):税込71,500円
    LX-ePed 2/ 2 Studio/ PRO用フットペダルリモコン

  • VM-24V(2024年12月中旬):税込137,500円
    LX-ePed PRO用Vマウントバッテリー給電アダプター

LX-ePed PRO

左からMPC-1、FPR-2、VM-24V

LX-ePed PROのポイント

プリセットボタン(新機能)

付属のリモコンにプリセットボタンを追加。任意の高さを3ヵ所までプリセット登録でき、対応したボタンを押すだけで高さの調整を実現可能。


取付簡単なワンタッチアダプター(新機能)

ワンタッチでカメラが取り付けられるアダプタープレート「AP-X」を付属する。AP-Xには、万が一の事故を防止する落下防止ワイヤーを通す穴が設けられている。


各種通信プロトコルに対応(新機能)

オプション品のマルチプロトコルコンバーター「MPC-1」を使用することにより、カメラメーカーのPTZカメラ用コントローラーで操作ができたり、PC向け専用アプリで細かい操作に対応する。各種IP通信プロトコルにも対応しているため、活躍の幅を広げられる。


耐荷重30kg(LX-ePed 2との違い)

LX-ePed 2の3倍の耐荷重を誇るため、PTZカメラとプロンプターの組み合わせや複数台のPTZカメラを同時に載せることも可能。また、「REMO30」とハンドヘルドカメラの組み合わせにも搭載できる。


高い堅牢性(LX-ePed 2との違い)

最大パイプ径24mmの大型アルミ三脚「T103RB」をベースとした脚部分と、大型ドリー「DL-8RB」を組み合わせにより、衝撃や振動に強い安定性を実現する。


静音設計(LX-ePed 2との違い)

高性能モーターユニットを採用したことで、モーター駆動時の音の抑制を実現している。これにより、コンサート会場など音が気になる現場でも安心して使用できる。

最大5台のPTZカメラを搭載可能(LX-ePed 2との違い)

付属アクセサリーのTバーには「AP-X」が5個ついており、上側に3台、下側に2台の計5台のPTZカメラを同時に搭載できる。


充実の付属アクセサリー(LX-ePed 2との違い)

LX-ePed PROにはTバー、「AP-X」、「BL-100F」を同梱。後から追加でアクセサリーを購入する必要がないとしている。完全なパッケージとして様々な撮影に対応する。


遠隔操作の電動昇降

LX-ePedは遠隔操作でPTZカメラの高さを調整することができる。パン、ティルト、ズームに昇降機能が加わることで、画角のバリエーションが増え、スタジオ内でのセッティングの負担も軽減する。


高性能な昇降機能

独自の設計で昇降時の捻じれや振動が大幅に抑制。動き出しや止まり際も制御されるため、オンショットでの使用も可能としている。

無段階速度調整

昇降速度はリモコンのレバーの傾け角度で調整が可能。細かな位置調整も容易としている。


信頼性の高い有線システム

付属のリモコンはWi-FiやBluetoothを使わず有線で完結するため、電波干渉の心配はないとしている。また、リモコンは本体から給電されるので、別途電源につないだり充電の手間も不要。


バッテリー駆動

オプション品の「VM-24V」を使用することで、所有のVマウントバッテリー2つから製品全体に給電することができる。電源のない撮影現場でも使用可能。


フットペダル操作

同じくオプション品のフットペダルリモコン「FPR-2」を使えば、足元で昇降操作が可能。卓上のスペースを使わない上に、PTZカメラの操作と同時に昇降操作も行える。昇降スピードは踏み込み量によって調整でき、プリセット機能も搭載している。


大ネジ、小ネジのフラットベース機材対応

付属の「AP-X」には1/4インチネジ、同じく付属する「BL-100F」には3/8インチネジが付属する。PTZカメラ以外の様々な機材にも対応するという。


ビデオヘッドも取り付け可能

付属しているフラットベース変換アダプター「BL-100F」を取り外せば、100mmボールのビデオヘッドの取り付けが可能。さらに別売りのアダプターリング「AD-75」を使用すれば75mmボールのビデオヘッドの取り付けも可能としている。


コンパクト設計

ペデスタルとドリー、スプレッダーに分解でき、それぞれが折りたためる構造を採用。持ち運びや収納に便利としている。また、軽量コンパクト設計の本体は15kgで、別売りのケース「RC-80」に収納が可能。


ハイアングル撮影

LX-ePed PROは最高270cmの高さまで到達が可能。ダイナミックなハイアングル撮影に対応する。


利便性を高めるアクセサリーポート

三脚部の上部には、1/4インチネジ穴1個、3/8インチネジ穴1個がセットとなったアクセサリーポートが2ヵ所配置されている。

手を挟まない安全仕様

安全性を配慮し、電動コラムを一番下に下げても手を挟まない設計を実現している。


水準器装備

ヘッド取付け台のベース部に水準器が埋め込まれている。水平を確認しながらセッティングが可能。