【NOAH】GHC王者・清宮が“彰俊魂”継承誓う 名古屋GHC戦へ杉浦眼前で齋藤撃破

『SUNNY VOYAGE 2024 〜Akitoshi Saito Ridge Road Last OSAKA〜』エディオンアリーナ大阪第2競技場(2024年11月9日)
◯清宮海斗&丸藤正道vs杉浦貴&齋藤彰俊×

 GHCヘビー級王者の清宮が次期挑戦者・杉浦の面前で完勝。大阪ラストマッチを迎えた齋藤を粉砕し“彰俊魂”継承を誓った。

 いよいよ8日後に迫った11・17名古屋の齋藤彰俊引退興行。齋藤大阪ラストマッチとなったこの日は、名古屋のGHC戦「清宮vs杉浦」、齋藤引退試合「齋藤vs丸藤」に向けた“ダブル前哨戦”となった。

 凄みが際立ったのは杉浦&齋藤組だった。のっけから殺気十分に杉浦が清宮を押し込めば、齋藤も雄叫びを上げながら“最後の相手”丸藤と火花。中盤過ぎにはスイクルデスで丸藤をKO状態に追い込むほどだった。

 中盤過ぎには再び杉浦がエグいハイクラッチジャーマンや鬼エルボーで清宮を押し込んだものの、意地のGHC王者も決定打は許さない。ならばと今度は齋藤が杉浦との連係で清宮を追い込むと、裏落としで叩きつけ鬼の仁王立ちでGHC王者を見下ろした。

 だが、清宮も齋藤の蹴りをキャッチするや、すかさず丸藤がヒザ裏への虎王で援護射撃。すかさずドラゴンスクリューで捻り上げた清宮は、シャイニングウィザードをズバリ。続けざまに変型シャイニング弾を叩き込んで3カウントを奪ってみせた。

 GHC王者の清宮が現役最後のタッグマッチとなった齋藤からピンフォール勝ち。「齋藤さんにベルト姿をみせたい」と意気込む杉浦の面前で齋藤を粉砕し、名古屋での防衛に弾みをつけた。

 そして試合後には齋藤と最敬礼で握手。「齋藤さんの魂を試合で感じさせていただきました。齋藤さんの魂は俺がNOAHの若い世代に引き継いでいきます」と“彰俊魂”の継承を誓った清宮は、「そして、杉浦さん。今までは杉浦さんの背中を一番見て育ってきましたが、次の愛知は正面から思いっきりぶつかりにいきますよ。チャンピオンとして、今年NOAH武道館で、稲村、NOAHの未来を感じて、そして大阪、後楽園。北宮さん、拳王さんと現在進行系と戦って。そして最後に、ドルフィンズアリーナでNOAHの歴史を創ってきた杉浦さんを倒して、新しいNOAHの時代を掴みます!」と宣言。名古屋へ向け「新時代の扉は俺が開くぞ!」と一層燃え上がった。

【清宮の話】「齋藤さん! 齋藤さん! 齋藤さんの名古屋ドルフィンズアリーナを前に、齋藤さんの魂を試合で感じさせていただきました。齋藤さんの魂は俺がNOAHの若い世代に引き継いでいきます。そして、杉浦さん。今までは杉浦さんの背中を一番見て育ってきましたが、次の愛知は正面から思いっきりぶつかりにいきますよ。チャンピオンとして、今年NOAH武道館で、稲村、NOAHの未来を感じて、そして大阪、後楽園。北宮さん、拳王さんと現在進行系と戦って。そして最後に、ドルフィンズアリーナでNOAHの歴史を創ってきた杉浦さんを倒して、新しいNOAHの時代を掴みます! 新時代の扉は俺が開くぞ!」

【齋藤の話】「今日、ラスト大阪。残すはあと1戦かな。でもね、今日俺以外みんなベルトを持っている選手だ。清宮海斗も今日俺が受けてわかったけれども、彼のドラゴンスクリューもシャイニングも、もう譲り受けたじゃなくて、彼自身のものになっている。いやあ、NOAHの未来明るいな! 最後、杉浦選手も意地を見せるでしょうし、ベルトをたぶん獲って俺に見せてくれると思う。チャンピオンもチャンピオンらしい試合をすると思う。丸藤選手も今日は握手しなかった。あと1戦あるからな。たぶん俺が17日、リングを降りる時、今日の3人も他のメンバーも見せた光景が凄く輝いていて、俺は安心してリングを降りれるんじゃないかなと思う。とにかく俺は生き様を見せる。NOAHは最高の試合を見せる。だから、11月17日、ドルフィンズアリーナ、しかと見てくれ! よろしく」