NHK朝ドラ「おむすび」が不人気(!?)なようです。あれこれ理由を考えてみましたが、そもそも「おむすび」というタイトルがいけなかったのでは、と最近、気がつきました。 日本の昔話に「おむすびころりん」...
【燃えよ!イケメンファイル】
「おむすび」不評の“元凶”はタイトル?
1974年4月29日生まれのO型牡牛座。誕生花カキツバタの花言葉は「幸せは必ず来る」(C)日刊ゲンダイ
NHK朝ドラ「おむすび」が不人気(!?)なようです。あれこれ理由を考えてみましたが、そもそも「おむすび」というタイトルがいけなかったのでは、と最近、気がつきました。
日本の昔話に「おむすびころりん」というのがあります。詳しくは忘れてしまいましたが、「♪おむすびころりん すっとんとん おむすびころりん すっとんとん」と、転がっていくところだけは覚えています。
そうです、おむすびは昔から転がり落ちると決まっているのです。
さて。そんなふうに転がり続けている「おむすび」ですが、そのなかで唯一、評価を上げているのが、家族思いで生真面目なヒロイン結(ゆい)の父親・聖人(まさと)役の北村有起哉です。
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50代60代イケおじの宝庫
今年12月の誕生日で還暦(C)日刊ゲンダイ
ここで、最近の朝ドラにおけるヒロインの父親を何人か挙げてみます。「虎に翼」の岡部たかし(52)、「ブギウギ」の柳葉敏郎(63)、「舞い上がれ!」の高橋克典(59)、「ちむどんどん」の大森南朋(52)、「カムカムエヴリバディ」の甲本雅裕(59)、「おかえりモネ」の内野聖陽(56)…というように、まさに、50代60代のイケおじの宝庫といえるでしょう。
今や時代はイケおじ、イケメンは生まれながらにイケメンですが、イケおじは1日にして成らず。それまでの歴史がイケおじを作り上げるのです。
そんな北村有起哉ですが、現在50歳。意外と若いと驚いてしまいました。といいますか、これまで北村有起哉の年齢を考えたことがなかったというのが正直なところです。
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主演ドラマ「たそがれ優作」では中年男性の悲哀を好演
主役というよりはバイプレイヤーとしてさまざまな作品に出演し、必ず結果を残す、そういうタイプの役者さんというイメージがありました。
昨年のことです。北村が主演した「たそがれ優作」(BSテレビ東京)にハマってしまいました。北村演じる主人公の北見優作は52歳のバツイチ。俳優ですが、テレビでよく見かけるけど、名前は売れていない脇役専門。撮影現場のエピソードや、毎回、懲りずに女性に振り回される展開、そして、酒と食。深夜にちょうどいいドラマで、冴えない中年男性の悲哀のようなものを見事に体現する北村、さすがでした。
いい具合に枯れていて、まさに“たそがれイケおじ”といったところでしょうか。