つるやの「ONESIDER(ワンサイダー)」のニューモデル「Ji+S」は“ 短尺設計” をさらに追求。これまで短尺を使ったことがない人はもちろんのこと、使ったことがある人もあらためて試してほしいクラブに仕上がった。
そのクラブを先入観なくつねに“ よいクラブ” 選びに余念のない岩男健一プロが試打インプレッションする。
つるや ONESIDER Ji+S ドライバー
SPEC
●ヘッド素材/フェース・ボディ:6-4Ti、クラウン・ソール:カーボン
●ヘッド体積/ 455cc ●ロフト角/ 10.5度 ●ライ角/ 60.5 度 ●長さ/ 43.5 インチ
●重さ/ 305g(フレックスR)●シャフト(フレックス)/ ONESIDER Ji+S専用カーボン(R、S)
●価格/ 6 万6000 円
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Q 短尺ってどんな人向け?
A:一部じゃなくて全ゴルファーが対象のクラブです!
「2インチ短い」はけっこう違う!
左が45.5インチのドライバー、右が43.5インチのONESIDERJi+S。
「2インチはアイアンでいえば“6番とPWくらいの違い”といえば、安定性がどれだけ変わるかわかりますよね」(岩男)
「ワンサイダーJi+S ドライバー」を試打しての率直な感想は「短尺も進化している」でした。短尺ドライバーとしての完成度がとても高いので、まったく違和感なく振れる。5球も打てばすぐに慣れて、普通のドライバーと同じ気分で打てますが、気分は同じでも結果は短尺の恩恵をたくさん受けるはずです。ビギナーやエンジョイ派、上達志向のゴルファーでもティーショットを高確率で成功へと導くクラブなので、先入観をもたず全ゴルファーに試してほしいですね。
気になる飛距離性能は「短いから飛ばない」とは思いませんでした。むしろ、ボールを擦って飛距離をロスしているゴルファーにとっては、通常の長さのドライバーよりも最大も平均飛距離も伸びる可能性が高い。シャフトとヘッドが走ってくれるのでボールのつかまりがよく、弾きもいい。打感のよさと、とにかく球が高く上がってくれるのも印象的でした。
あらためて長さについて考えると、43・5インチは通常のドライバーよりも2インチほど短いですが、アイアンに置き換えると6番アイアンとピッチングウエッジくらいの違い。どちらがよりミートしやすく、ターゲットを正確にとらえられるかは言わずもがなですね。
通常の長さのドライバーと二刀流で使うのもオススメ。両サイドが狭いなど方向性を重視したいホールでは短尺が活躍しますが、併用することでクラブやコース攻略の引き出しを増やす知識と経験が積めてゴルフ力もスコアもアップする。ゴルフ人生のなかで1度は手にしてもらいたいドライバーです。
通常の長さと短尺の“ドライバー2本セッティング”も全然あり!「 Ji+S(右)は価格もリーズナブルなので、あまり使わないFW よりもコースで活躍してくれるコスパの高いクラブになりそうです」(岩男)